武士の一分 (2006)
»レビュー
監督の限界を感じた
2007/03/15
by
白沢あきら
山田洋次監督も「寅さん」から新たな方向へ進んでいかれました。それは時の流れ出で自然なことです。「たそがれ清兵衛」はよかった。新たなジャンルに移っても良い味を出せる監督なのだと感心しました。「隠し剣鬼の爪」で、すこし首をかしげたくなったところに、今回のこの映画で、残念ながら、「武士の一分」は完全に失敗作だと思います。キムタクの人気にすべてを賭けた商業的な浅いものしかを感じませんでした。訴えるものもないのに仕事としてとりあえず映画を作ったような印象しか残りません。内容は漫画雑誌並です。
檀れいさんはこの世のものと思えないような、美しい過ぎるくらいなのですが、キムタクを夫とした場合、夫婦というより綺麗な姉と童顔の弟という設定にしか見えませんでした。これは明らかなキャステイングミスだと思います。そういう意味で失敗作です。でも脇役が素晴らしくそれが救いで何とか最後まで観れました。
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