武士の一分 (2006) »レビュー

キムタクじゃないキムタク

80点 2008/01/06 by のびた

武士の一分

キムタクは何の役を演じてもキムタクだと思っていましたが、「ハウルの動く城」の吹き替えあたりから、少し見直しました。

この映画で盲目で方言を話す彼は、紛れもなく三村新之丞でした。笑いを誘うシーンで一瞬キムタクに戻ってしまうのが残念でしたが…。本当は彼はやれば色々な役が出来るのに、使う方で怖がっていたんじゃないかな。そこを山田洋次監督は思い切ってよくこの役を持ってきてくれました。

映画は原作をうまくふくらませています。壇れいさんはきれいだし、笹野高史さんは、アカデミー賞を取って当然の出来です。脇もみんなうまい人で固めていますね。

もう、武士の一分としか言えまっしぇん。

 

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  • 山田洋次監督の新作に期待

    2008/01/11 by 星空のマリオネット

    「武士の一分」は大変好きですし、素晴らしい映画だと思います。
    しかし、キムタクを主演に映画を撮るって、山田洋次監督は勇気があるなあと思いました。
    そして、今月公開される「母べえ」の主演は吉永小百合!!
    (以下、「武士の一分」から離れますが、のびたさんご容赦を!)

    新作「母べい」、スタッフは、映像も音楽・録音も見事だった「たそがれ清兵衛」や「武士の一分」のメンバーで固めています。
    また、女優さんたちの顔ぶれが嬉しい。
    「武士の一分」で映画デビューした檀れいや、三谷劇場の常連・戸田恵子に加え、テレビドラマ「14才の母」の志田未来と佐藤未来の姉妹。
    浅野忠信、中村梅之助、笑福亭鶴瓶、坂東三津五郎ら男優陣も面白そう。
    舞台は昭和15年の東京郊外の町。太平洋戦争を控えた絶望的な時代に懸命に生きた家族の可笑しくも悲しい日常を描く・・・

    おのずと期待は高まるのですが、心配なのは吉永小百合さんです。
    学生時代に名画座で観た、モノクロ映画「キューポラのある街」でのまだ十代だった彼女の清潔で溌溂とした可愛さはとても印象的でしたが、大人になってからの彼女はどうも苦手です。何か色気を感じないというか、生き生きしていないというか・・・昭和を代表する大スターですが、女優に向いていないんではないかと思うほどです。

    何を演じても同じようにしか見えなかったキムタクというブランドを、木村拓哉という一人の役者としてなんとか輝かした山田監督が、「母べえ」で吉永小百合というブランドをどう壊していくのか?
    いまだに不安の方が大きいですが、もしかしたらと、楽しみにしています。

    (「母べえ」の公式サイト(FLASH版)は、美しいピアノの調べとともに流れるように美しいです。)

  • 小百合さんと共演しました

    2008/01/11 by のびた

    いやぁ〜、星空のマリオネットさん、いいネタ振りありがとうございます。そうなんですよ、小百合さんなんです。

    公開はまだ、今年の秋口になると思いますが、「まぼろしの邪馬台国」という映画のエキストラに出て、吉永小百合さんと僕は、共演いたしました。撮影内容については、ネットでの書き込みは禁じられておりますのでお話できませんが、公開されましたら、ここに出てるのが僕ですとお伝えしますので、是非とも大勢の方にご覧になっていただきたいと思います。

    それにしても、ナマの小百合さんには驚きました。もう60を超えているはずなのに、30そこそこにしか見えないんですよ。きれいといいますか、どちらかと言うと、とてもかわいいのです。

    さて、そんな小百合さんが好きなものですから、あんまり悪口は言いたくないのですが、確かにご指摘の通り、演技的には贔屓目に見る僕でも、凄い役者とはいえません。

    昨年末、「母べえ」を特集したNHKの番組を見ました。「どうしてこの作品に吉永さんを使おうと思ったのですか」という質問に、山田監督は「この役は小百合さんしか、考えられませんでした。逆に私が聞きたいですよ、小百合さんでなければ、誰が良かったんでしょう」。この監督の答えを聞く限りでは、これまでの小百合さんのイメージを変える気はなさそうですね。そのままの小百合さんでいくのではないのでしょうか。

    それでも撮影風景を見ると、山田監督なりに小百合さんにあれこれ指示を出していました。どんな仕上がりになるのか、山田監督のお手並み拝見といたしましょう。

    さて、「武士の一分」絡みでいいますと、この作品で助演男優賞を取った、笹野高史さんと以前30分位お話させていただいたことがあります。その時の話はまたの機会ということで…。

  • Re: キムタクじゃないキムタク

    2008/01/12 by 星空のマリオネット

    > ナマの小百合さんには驚きました。もう60を超えているはずなのに、30そこそこにしか見えないんですよ。

    もうだいぶ前になりますが、西武球場で当時まだ若かった清原選手を熱狂的に応援している吉永小百合さんの姿が、よくカメラに捉えられていました。
    また、水泳で鍛えた骨太のしっかりした身体も有名です。
    心身ともにきっと若々しいんでしょうね!

    > 「どうしてこの作品に吉永さんを使おうと思ったのですか」という質問に、山田監督は「この役は小百合さんしか、考えられませんでした。逆に私が聞きたいですよ、小百合さんでなければ、誰が良かったんでしょう。」

    山田監督のこの発言・・・らしくて面白いですね。静かだけれどちょっと喧嘩腰で。
    美しくて品のある古き善き戦前の母を表現するのに、確かに吉永小百合さんはうってつけの女優さんかもしれませんね。

    この映画の舞台挨拶か何かで、「寅さん映画の最後の作品に是非出演したいと、松竹にも伝えていたんですよ。本当に残念。」という意味の吉永小百合さんの言葉に対して、山田監督は「知らなかったですね。」と応じているんですが、監督らしいおとぼけではないかと思います。

    とにかく山田監督がどのような「吉永小百合」を引き出すのか、楽しみです!

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