幸福な食卓 (2006)
»レビュー
幸福の種
2008/01/06
by
taiyaki
自分の気づかないところに「幸福」は転がっているのかも知ません。
朝の食卓。交わす言葉は楽しい話題ばかりではないけれど,お互いに支え合う家族の温かみを感じることができました。
十代半ばの佐和子にとって,重たすぎる現実の数々でしたが,不幸の中にも幸福の種がそっと用意されているように感じました。
「気づかないところで中原って,いろいろ守られているだろ」
佐和子はたくさんの人から愛されていました。それは,佐和子が誰に対しても真っ直ぐな気持ちで接し,一生懸命に生きていたからです。佐和子はおっとりしているように見えるけど,すごく芯の強い女の子でした。
青い空と遠くに見える山並みを背景に,土手沿いの道を何度も何度も振り返りながらも,真っ直ぐ前に向かって歩き続ける佐和子。彼女の表情が少しずつ明るくなっていくのがとても印象に残りました。素晴らしい映画でした。
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