幸せのちから (2006)
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二通りの見方が可能?!
2007/09/28
by
理屈屋
道端に人が倒れていても、誰も見向きもしないような、過酷な格差肯定社会にあって、貧乏のどん底生活に耐えつつ、子供を思いやり、持ち前の才覚と血の滲む努力と工夫とを重ねて、遂にアメリカン・ドリームを実現する男!みたいな、涙ぐましくハートフルな感動の物語。
ってゆー見方が一般的でしょう、たぶん。
が、しかーし。
私的には、
真面目に働くことを好まない一攫千金狙いの男が、見通しの甘さから極貧生活に陥り、真面目に働いて欲しいと願う妻も顧みず、幼い息子にはたぶんトラウマとなるであろう体験をさせ、「結果よければ全て良しだろ!文句あっか」と悪びれずに開き直っている的な、ほんのちょっとだけ唖然とする物語、に見えてしまいましたね、どっちかっつーと。
道端に人が倒れていても、誰も目に留めさえしない。食べ物やその晩の寝床を求めて並ぶたくさんの貧しい人のすぐ傍をオープンカーで駆け抜けるヤング・エグゼクティブ達がいる。「見習い・研修」と称して6ヶ月間も無給で事実上の社員として、いやそれ以上に競わせ酷使する企業があり、しかも報われるのは20人に1人な上に、彼らが上げた利益はたぶん正社員たちにさえ還元されないであろうシステム。
そういう社会や企業を、「NOッ!」と言ってないんですな、結果的に。
そういう社会・企業は「そのままに」、「搾取する側になれ!」と言ってしまっていますよ、お話としては。それを当節「アメリカン・ドリーム」と呼ぶ、みたいな。
ま、そんな訳で、
以上、少なくとも二通りの見方ができるとは思いますが、見ていて楽しくなってくる見方をしてご覧になると良いでしょうね、このお話を見る場合。
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