バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 (2006) »レビュー

Pop!

80点 2007/10/01 by ペンギン

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

まず、とてもクールでドライな画面に感心した。
純粋な映画畑の監督さんじゃないから、映画ファン、映画マニアの感覚で撮るからなのか、昔、和田誠監督の「麻雀放浪記」を見た時に感じたのと同じ空気を感じた。
ひとことで言えば「Pop」と言えばいいのだろうか、邦画っぽくないバタくさい感じがするのだ。
コメディなのだが、例えば「サマータイムマシンブルース」や「キサラギ」などよりも「オースティンパワーズ」に近い。
阿部寛や伊武雅刀と言ったコミックスのアイコンのような俳優の起用も功を奏しているのかも。
広末涼子の「WASABI」の時のようなキャラ作りも、あながち偶然ではあるまい。むしろそれを当て込んでの起用のような気がする。
ただ、美人だし派手な作りではあるのだが吹石一恵はミスキャストだった気がする。決して嫌いな女優ではないがこの役はちょっと違うのではないか?
個人的な思い込みなのかもしれないが、彼女はもっと品のあるおとなしめのお嬢さんのイメージが私にはある。何より彼女からはギラギラしたバブルの匂いがしない。
あとの配役はドンズバだと思う。
何より広末涼子がとても可愛く蠱惑的で、それだけでこの作品は及第点に達している。
特に美人ではないし、演技がうまいわけでもないけど、とてもいい目をした女優だ。
1990年のデティールなど、細かいことはこの映画ではどうでも良い。当時の金融政策さえ押さえておけば後は「バックトゥザフューチャー」の1955年と同じで、「とにかくそこへ行ったんだ」でいいのである。
お話もそつなくできているようだけど、戻ってきた後の、いわゆるもう一つの未来(現在)が「ちょっと違うんちゃうか〜?」な気はする。
でも、バブル→洗濯機も含めて全体を彩る「思いつきの洒落」が結構ツボだったりするので、好きな作品ではある。
広末効果でちょっと甘めの★★★★。

 

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