バベル (2006)
»レビュー
答えを提示しない映画
2008/02/25
by
蓮生
観る人によって、この作品から受け取るメッセージは全く異なるのだろう。
観る時 によっても、初見から何年か経って自分の生活や人生が変化すれば、
この作品に対する印象はがらりと変わるのかもしれない。
監督は、私たちはこの世界の一粒一粒であり、
それらは一見深く繋がっているように見えて実は途切れた関係かもしれない、というおそろしい現実を見つめるとともに、
疎外感や孤独感にさいなまれ、たった一人ぼっちの存在だと思い込んでいても、
必ずどこかで誰かと繋がっているのだ、
という希望を捨てていない。
この作品は答えをくれない。
観る人が、自分が求める答えを自分で感じ取る映画だ。
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