輝く夜明けに向かって (2006)
»レビュー
赤い大地
2007/02/09
by
はなよ
体調が悪いせいか、いまひとつ作品世界に入り込めなかった。
それでも、この映画からは印象的なメッセージをいくつも受け取った気がした。
アパルトヘイトのような政策はどうやっても正当化できないと感じているが、アフリカの大地は特権階級たる白人にとっても既に故郷の大地になり、だからこそ自分たちの地位・生活・特権を守ろうとする彼らなりの正義があるのだろう。
ティム・ロビンスどこまでも優しげな風貌を崩さず、自らの手を拷問に汚すこもとなく、礼儀正しい。だからこそ、彼の非情な残酷さが怖くなる。対するANCもパトリックも皆、あまりにも純朴で狡猾さに欠ける。
ストーリーはあくまでパトリックの視点なので、民族改革〜アパルトヘイトの撤廃〜恩赦に至るプロセスはすっ飛ばされ、年月による気持ちの変化に観る側がついていけない。でも、最後に“許し”そして“許す事によって人は自由になる事ができる”と語ってくれたことに深く感謝したい。
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