善き人のためのソナタ (2006)
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HGW XX/7 gewidmet, in Dankbarkeit.
2007/11/22
by
名画座の怪人
最初と最後は良いけどそれ以外はだらだらと長くて。
序盤のヴィスラーの尋問と講義のシーンでは、なかなか含蓄のある台詞を言っていてこの主人公が鉄のプロだって感じを強く印象付ける。「真実を話す者は言葉を変えて表現する。だが嘘つきは圧力をかけられると用意した言葉にすがりつく」
でもそれ以外はあまり魅力のないキャラなんだよね。
一人暮らしの中年男でいつも無表情。階級は大尉で大学では講義するほどの専門家なのに、使える部下は少なく自ら現場で張り込まなきゃならない。
神経質で几帳面で面白みに欠けるタイプで冴えないしパッとしない。
監視対象に同情して入れ込んだ挙句ついにやっちゃった〜。と言う展開でした。
あと監視対象の劇作家と仲間たちがとても青臭く描かれているように思える。
権力に睨まれた苦しい状況は分かるが、あれが命懸けでするほど価値のあることなのか?
それですぐに何か変わるわけでなし。うーん。
逆に権力の側はと言えば女ほしさに相手の男を陥れたいだけの下司野郎だし。
反体制の演劇仲間の青臭い謀議とそれを盗聴し続ける主人公。退屈な展開が延々と続きます。
やっと山場を迎えヒロインがあんなことになって涙の終劇。・・・と思いきやまだ20分近く残っている。何でこんな余計な後日談を? と思っていたら最後に一つありました。なるほどこれがしたかったのねー。
とにかくだらだらした展開が辛い。大きく減点です。
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