パラダイス・ナウ (2005)
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悲しみという運命の血は流れ続ける
2008/02/11
by
ひろぼうX
これは、イスラエルとパレスチナの関係、更には、なぜユダヤ人が放浪の末にこの地に辿り着いたかを理解してないと、正当な評価が出来ない作品。
パレスチナの彼等がなにゆえ自爆テロを行うのか?
それが当たり前の行為だからだ。
彼等が生きて育った地は、生まれながらにそうされることを運命付けられた地。血塗られた地であり、それに抗うことを奇異の目で捉えられる地なのである。
朝起きて、学校、職場に赴くのに、軍の検閲所を抜けることが普通で、父親がテロを実行できなかったことで裏切り者呼ばわりされるのが当たり前の世界なのである。
この事実を受け入れて、改めて本作を見直すと、この物語の価値がちがってくると思う。
運命に従うも逆らうも自由なのだが、それ相応の覚悟と信念が必要となり、日本というこの安寧に腐れ切った地で暮らす私達に、本作の登場人物達を批判する権利が、果たしてあるのかと疑問を呈する私なのです。
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