ママの遺したラヴソング (2004)
»レビュー
The Heart is a Lonely Hunter
2007/04/23
by
vivie
ある出来事のせいで泥沼にはまってしまった二人の男と毎日を無為に過ごしていた少女が出会い、そして最後には三人が輝きを取り戻す。その三人を結びつけたのは、実は死者の思い出である、という物語自体には心ひかれるものがあったのですが、登場人物のセリフから物語を読み取らせるという、その語り口はあまり巧みではなかったように思います。それに過剰な文学趣味にもちょっと辟易。ボビー・ロング元教授が口にする文学からの引用、あまり馴染みがなくて頭にすんなりと入ってこなかったのです。これが映画に出てくる名セリフだったら・・・・、なんて(笑)。でも少女の子供時代を知っている大人たちがそれとなく力を貸したりするところ、とても心に響きました。
南部の風土感とニューオーリンズの街並みを魅惑的に捉えた映像が素晴らしかったです。風景を見ているだけで癒されるような感覚がありました。とりわけ青い空と白い雲が印象に残りました。それに音楽もよかったです。エンドロールに流れる主題歌の、歌手の声が好きでした。
一度は男たちのもとを去ろうとした少女を引き止めるのは一冊の本。バスターミナルで読み耽る本のタイトルが見えそうで見えない。いったい何を読んでいるのだろうと、イライラしました(笑)。「The Heart is a Lonely Hunter」は映画化されたこともあり、邦題は「愛すれど心さびしく」。私も昔、自主上映で観たことがあるのですが、主役の聾唖の青年を演じていたのはアラン・アーキン。相手役が思い出せないので調べてみたらソンドラ・ロックでした。昔、ちょっと好きだった女優さん、今はどうしているのかなあ。
このレビューに対する評価はまだありません。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.







