ブラッド・ダイヤモンド (2007)
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存在しない選択肢
2007/10/25
by
Caramel
ずっしりくるストーリーで、すごく悲しくて切なくなってしまいました。ショックだった。
映画の途中にすすり泣く声も聞こえてきたけど、私は映画の最中に泣いてしまうというよりは、映画が終わってエンドロールが流れて、見えない何かが沸々と自分の中でわき起こってきて涙ぐんでしまった。
席を立って車に乗り込んでも、なんとなくぼーっとして悲しい現実に直面している感じだった。
綺麗だからって、豊かな国の人々が欲しいと思うダイヤモンドも、産出国にとっては血のダイヤモンドであって、本来ならその国の豊かな生活の資源としてあるべきものが紛争や内乱を招いているという事実はあまりにも悲しい。
殺されなくてもいい人々が巻き込まれ、連れさらわれ少年兵として洗脳されていくシーンは本当に切なかった。
生きることを選ぶ自由も、生きないことを選ぶ自由もなく、生きるとか死ぬとかの選択が存在してないと思った。
家族を守りたい気持ちと、どうにもならない状況、志のあるボランティアの実際には何も出来ない微力さを感じた。
世界中には内乱や紛争がまだまだ多くおこっていて、多くの人の命が奪われている事を再認識した。自分たちが今生きてることが、刺激のない毎日への刺激を求めての何かだったり、ゲーム感覚で犯罪を犯してしまったりすることで、そういうことによって生きてることを実感していく世の中は、生きる選択も生きない選択も存在しているように思う。
それもまた不幸なことだ。
本当は生きないことの選択なんて存在していない事も認識しなければと思った。
明日があるからただ生きる。
守りたいものがあるから今日を生き、今日を生きた結果が明日に繋がってるのだと思った。
あんな現実が目の前で繰り広げられるのが自分の世界の全てだったら、私は受け止めることができるのかな。それでも毎日生きていくんだろうな。
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