12モンキーズ (1995)
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バミリオン・プレジャー・ナイト…ではない
2003/02/27
by
倉島穂高
初ブラピがこの作品だったのは、幸だったのか不幸だったのか?! ギリギリに映画館に駆け込んでかろうじて座ることのできた席が最前列の端っこだったので、うるわしいと噂に聞いていたご尊顔が歪んでよくわからなかった(目がロンパリだったし(^^;)。
科学者たちがぬおっと顔を寄せるところをはじめとする未来のシーンは完全に『未来世紀ブラジル』の世界でしたね。ストーリーや絵づらはかなり面白かったし、役者たちも好演していたのに何かが足りない、何だろう……と考えて、かなり後になってから思い当たったのが「ウイルスの具体的描写がない」ということでした。そう思ったのはたぶん、骨子のよく似た『復活の日』が頭にあったせいでしょう。映画よりも小松左京の原作が面白くて何度も読み返したのですが、何がそんなに面白かったのかというと、ストーリーの進行に直接関係のない、南極越冬隊の設備の説明とか、ストーリーに関係はあるもののかなり脱線気味のウイルスやらマクロファージやらの生物学的ウンチクが延々と続くところです。そういうところに本物のデータを使って手抜きせずに書き込んでもらうと、ストーリーがぐっとリアルになるんですよね。『アウトブレイク』はそのへん、手堅く描いていたと思います(でも映画の面白みは『12モンキーズ』に劣る)。
ところで、アメリカで"Monkey"というタイトルで訳されているアジアの小説があります。そのペーパーバックの表紙の猿の絵が、『12モンキーズ』のマークの猿にそっくりでした。読んでいたアメリカ人にどんな話なのか聞いてみたら、「トリピカッタという聖職者が猿と豚と馬と出会ってチームを組んでインドに聖典を取りに行く話」……あの話のタイトルを「猿」にするセンスって……(^^;) 猿の絵づらも全然イメージ違うよっっっ! すんごいカルチャーショックでした。
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