主人公は僕だった (2006)
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この世でもっとも愛おしい真実
2007/07/18
by
むぎわら帽子のジミー
とある税務署職員の身の上に、ある日とつぜん謎の女性の声が聞こえてくることから人生が一変する、寓話的なコメディ映画です。
「観客に解説するためのナレーションが、もし、主人公本人の耳にも届いていたら?」という発想から生まれたようなこの作品。最初はその奇想天外さにややとまどうものの、演出や役者の演技なと、総合的なクオリティが高く、しだいにのめり込まされます。
この作品は、最後まで観ても、「なぜ、主人公にだけ、あの声が聞こえるのか?」「どうして小説家が、現実に生きているひとりの人間の運命をにぎっているの?」といった疑問は解き明してくれません。なぜなら、それを追求するのが本作の肝ではないからです。あくまでも、シチュエーションを作り出すための材料に過ぎない。
この映画は、平凡で単調な日常をすごしている現代人に、殻を破ればいかに楽しい毎日がすごせるかを提示し、さらに自分の命がいかに大切なものであるかを教えてくれる。生きていることのすばらしさを実感させてくれる作品です。
「ネバーランド」「ステイ」につづいて、いつも何気に名監督しているマーク・フォースターの秀作。オススメです!
2007/05/20 TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ(7)
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