椿三十郎 (2007)
»レビュー
黒澤版も観て下さい
2008/01/03
by
のびた
まず、黒澤作品を観ている人で、こちらの方が良いという人はいないと思います。ただ、初めて「三十郎」と出会う人なら、十分面白いと思うはずです。脚本が超一流なわけですから。
残念ながら、僕は三船三十郎の大ファン。三船も織田もうまい役者ではない。しかし、三船は地で三十郎をやっているが、織田は三船を意識して演じている。そこが、織田三十郎の敗因だ。三船の真似をせず、織田そのものでやれば…。やっぱダメか。
中村玉緒もどうもお下品なイメージがあって、あのおっとり親娘には、ミスキャスト。
同じ話ではなく、三十郎のキャラで別のストーリーでの映画化は出来なかっただろうか。いずれにしても黒澤は越えられないけどね。
2人がこのレビューに共感したと評価しています。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
-
黒澤版しか観る気はしません
2008/01/13 by
夢寝由来
> まず、黒澤作品を観ている人で、こちらの方が良いという人はいないと思います。
>いずれにしても黒澤は越えられないけどね。
のびたさん、はじめまして
2008年映画生活に彗星の如くデビューされて濃い内容での情報提供に感謝します。
今世紀に入ってから特に好調な日本映画ですが本作のような話題性主体の全く畑違いの監督による安易リメイクがアキレス腱になっているように感じます。
青島刑事が三船のセリフ廻しや殺陣をマネした事ばかり話題になりますが、三十郎よりも影の主役である“九人の若侍”を学芸会タレント動員した事が致命傷です。
オリジナル版は若大将・加山雄三を優柔不断だ駄目リーダーに配役し、青大将・田中邦衛を逆に用心深いキャラに配役しそれぞれのパロディを演じさせるという遊び心があり、しかも20代の時代劇初出演の若手俳優たちのお手本にするために時代劇経験者である34歳の平田昭彦と土屋嘉男をメンバーに加えて撮影中に共同生活(合宿)までさせてチームワーク強化の為に合唱やランニングという凝り様、二人には相当キツかったでしょうね。
久我美子さんがTVインタビューで“平田との結婚が撮影中だったから3日しか休暇が貰えなかった”と答えつつも黒澤明の映画という事を大変誇らしげに語っていた事を覚えています。オリジナルと本作は正に、月とすっぽん、ちょうちんに釣鐘、水爆と竹槍、無謀な企画ですね。
本作こそ「天国と地獄」のようにTVのスペシャル枠放映で充分だと思います。
TVドラマの劇場版がしばしば酷評されますが劇場ならではのカメラワークやロケ地選択等の工夫がされていれば時代のニーズ応えていれば或いは新しい映画人が育って行けば良いと思います。
おぞましい事に「隠し砦の三悪人」までリメイクされて6月公開だそうです。
オリジナルに思い入れが強い映画バカの私としては本作タイプの映画はただインフルエンザが去って行くのを待つだけです。
長々と書きましたが駄目と知りつつ本作を観賞されたのびたさんを尊敬します。
今後も宜しくお願いします。 -
何をおっしゃいます
2008/01/13 by
のびた
夢寝由来さん、レスありがとうございます。
僕が、彗星の如くデビューして、もうすでにスターダストになりつつあるのびたです。
まず、先にお断りしておきますが、自分のレビューを読みなおしては、恥ずかしい思いをしております。僕なんかより、夢寝由来さんの方が、余程しっかりとしたお考えをお持ちです。実に膨大な知識に裏打ちされた文章だと察せられます。あなたが確かな論客なら、僕のはやや感情に流されている気がします。でも、これしか僕には書けません。皆さんのレビューを参考にしながら、少しでも恥をかかない文章にする様、努力していきたいと思います。
これまでは、昨年観た映画を一気に投稿したので目立っちゃったかもしれませんが、これからはリアルタイムで観た作品をじっくり考えて、少しおとなしく投稿したいと思っております。
夢寝由来さんも、一年でかなりの量のレビューですね。読み応えがあります。これから、じっくり拝見させていただきます。
PS 夢寝由来さんの「ALWAYS/続・三丁目の夕日」のレビューに共感したうちの一人は僕です。
返信を投稿
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.








