サイドカーに犬 (2007)
»レビュー
現在、過去、そして未来
2008/04/18
by
牧坂満
根岸吉太郎監督の作品に登場する人々は「遠雷」や「雪に願うこと」といった過去の人物も含めて、それぞれが独自の生活とミステリアスな存在感をもっています。
映画は松本花奈という少女の視線を通して、登場人物の複眼的描写がなされていきます。破天荒な行動をとるヨーコを竹内結子がナチュラルな演技で出色でしたが、離婚は女優を成長させる効果があると確信しました。
少女は歳月を経て大人になりますが、三十歳になった女性をミムラが演じています。彼女が二十年前の思い出を回想するという映画構成になっているのは、現在、過去、そして未来の日本を鋭利な視点によって透視するために監督がとった演出方法なのでしょう。
市ヶ谷の釣り堀から見上げるショットがありましたが、法政大学ボワソナードタワーがよく映っていました。
4人がこのレビューに共感したと評価しています。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
掲載情報の著作権は提供元企業などに帰属します。
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.








