さらば愛しき女よ (1975)
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遅咲きミッチャムの頂点
2008/06/28
by
夢寝由来
ボギーの当たり役である市立探偵フィリップ・マーローをロバート・ミッチャムがトレード・マークのスリーピング・アイズ(眠そうな眼)の表情を駆使してというか自然体で好演する。
ミッチャムにとっては「エル・ドラド」や「ライアンの娘」に匹敵する出来栄えでシラケの1970年代になって同世代のスターが精彩を欠くように変貌した事を尻目に彼は全くマイペースで良い意味で変わらなかった。
謎解きサスペンスよりも1940年代の空気を味わうべき作品で天女か?悪女か?30歳のシャーロット・ランプリングを相手に58歳のミッチャムが堂々の二枚目ぶりを発揮しるのはボギーよりもむしろケーリー・グラントの再来に思えるカッコ良さ。
頑固だが正義感の警部役にかつての名悪役ジョン・アイアランドが扮しているのも嬉しい。
余談だがブレイク前の“乱暴なロッキー君”がギャングの三下で出演している。
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マーロウ役者の味わい
2008/06/29 by
レクター博士
夢寝由来様。
原作者のチャンドラーは、マーロウ役にはケ−リー・グラントが良い、と述べております。
未見でしたら「ロング・グッドバイ」(長いお別れ)をお薦めします。監督ロバート・アルトマン、主演グレン・グールトで、ハードボイルド小説世界を70年代的な読み替えの演出で試みています。「さらば〜」はノスタルジックな演出ですばらしいですが、「ロング〜」も捨てがたい味わいがあります。
マーロウが買い置きが無くなったしまった、飼い猫の好きなキャットフードを深夜のスーパーに買いに行く所が好きです。私も冬のとっぷりと暮れた寒い夕方、チャリンコをキーコキーコとこいで、飼い猫の好きなキャットフードをスーパーに買いに行った経験があります(^-^;)。 -
偉大なレクター博士さまへ
2008/07/06 by
夢寝由来
>原作者のチャンドラーは、マーロウ役にはケ−リー・グラントが良い、と述べております
貴重な情報をありがとうございます。
ボギーとグラントは全くタイプが異なるように思えますが奇妙な共通点もありますね。
「麗しのサブリナ」でライナス・ララビー役を辞退したグラントの代役をボギーが渋々演じたり「がちょうのおやじ」のグラントは明らかに「アフリカの女王」のボギーを意識していたり…
グラントにも私立探偵役を演じてほしかったです。
>未見でしたら「ロング・グッドバイ」(長いお別れ)をお薦めします
こちらも参考にさせて頂きます。
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