ターン (2001)
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世田谷って静かな町なんだけど
2003/06/08
by
仮名側之丞
誰も居ない環八とか表参道とかのシーンでは、いくら朝早くても無理だからデジタルで消したと、公開時にTVで紹介してました。技術の発達で、色んな小説がどんどん映像化されるのはいいことです。
ストーリーはちょっとひねった『ゴースト』みたいな感じに見えました。 ○媒師が恋人役を兼ねる(中村勘太郎)感じかな。 それに善良な人間と悪いやつと両方出てきますよね。
ミッキー吉野(元ゴダイゴ)はこんな所で音楽を書いていたんですね。 心に残る曲ですね。
電話はドラマ向きの小道具です。 ヒロイン牧瀬里穂の家の電話がコードレスになってないのは、ストーリー上の必然もありますが、昔風の電話ほど情緒をかき立てます。 男と女がつながった電話は特に切なくてね。寅さんなんかがそうです。
発想(北村薫さんの原作)はなかなか良いのですが、映像が女性向けに清潔感・スタイリッシュに溢れているのが、男にはあざとく見えるんですね。あの本を胸に乗せて昼寝のシーンとか。
小説で想像するほどには、映像であっと言わせるのは難しい映画だと思います(原作未読)。 所詮は心の話だから、あの位の映像ではどうにも底が浅く見えてしまう。 北村一輝にあんなステレオタイプな役をやらせるのもちょっとどうかと。 中村勘太郎の善良だけどひ弱なキャラと対照的にしたかったのでしょうが、これでは単純です。
見終わった直後はいいんだけど、時間が経つにつれ、それほどでもなかったなと思い直してしまう映画。
もう少し論理的なお話だったら(原作と変わってしまうけど)感動が長続きしたと思います。
それと見るタイミングにもよりますね。 公開当時('00年)に比べ、今の方が社会情勢は少し明るいと思います。 従ってメッセージらしきものも、もっと具体的に強く出してもらわないと、ただのファンタジーに終わっています。
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