AFRO SAMURAI (2006)
»レビュー
正義の存在しない世界
2008/03/03
by
ユウジロウ
父を殺され一番のハチマキを奪われたアフロサムライが成長し、神の存在として生きるジャスティスを倒すため復讐の旅へ出る斬新な無国籍サイバー時代劇。
最初はアニメということで、そこまでの期待は抱いていなかった。いつも過度な期待をしすぎて作画崩壊とかを気にしていたから。しかし、これは予想を遥かに上回った作品だった。アニメでここまで深々と考えさせられるものを魅せられたのは初めてだ。
アフロサムライは前半〜後半まで殺戮の鬼に徹している。しかし逆に出てくるキャラクターたちの思想等によって、アフロがどのようにしてこの殺戮を繰り返すようになったかが鮮明に描かれることに好感を持った。クマ〜回想が劇中では一番長いが、これがアフロの原点だとするならこれはこれで素晴らしい出来と言える。
ジャスティスとの再会から一気にラストスパートに走り、期待以上のスケール感に出会えた。これが一応日本からの逆輸入ということで、製作はフジテレビ×GONZO。これをジャパニメーションの分類とするなら、今まで見たジャパニメーションの中で最高峰に入る。
このアニメでは存在価値[raison detre]や生死の尊さを改めて考えさせるような背景や構成が組まれている。映像の造りとアクションはエキサイティングに出来ていて素晴らしい。しかし、それだけでなくキチンとしたキャラの背景等ができていて、今のアニメのご都合主義になっていない部分は実に素晴らしく思った。
このレビューに対する評価はまだありません。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.









