街のあかり (2006)
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「過去のない男」と比べると…
2008/03/13
by
roco
フィンランドのアキ・カウリスマキ監督の敗者三部作「浮き雲」「過去のない男」に続く第3作。職場に友達もいない孤独な警備員の男は、起業しようとするも相手にされず、恋をしても騙されて利用され、服役まですることになる。
【感想】
地味でたんたんとしている、かつトーンが暗いです(地味で淡々とした映画はいっぱいあるが、ここまで描写が暗いのはすごい)。裏切られても騙されても、それを言えない主人公がもどかしく、ここまで不器用な人っているんだなぁと思います。そんな人のための映画なのかも。人間関係が不器用で「負け犬」と呼ばれ、騙され、どん底まで落ちた後、最後にあるあかりが温かいです。
でも、批判を恐れずに言うなら、そんな最後のあかりを描くために、最後まで淡々と不器用におちていく様を描くのはちょっと単調かな。。。
トリコロールの三部作に近い感じのトーンなので、かつストーリーはかなり単純と言えば単純で映像もそこまで幻想的とかそういうのではなく、表情などを淡々と撮っていく感じなのです。そんな描写やトーンが好きな人にはお奨めです(ハリウッド映画嫌いな人とか…?)。
ちょっとあまりにラストまで救いがなさ過ぎて、「過去のない男」の方がずっと温かい気がします。物語の面白さや起伏という意味でも。
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