殯(もがり)の森 (2006)
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画とリーフレットの重要性
2007/06/13
by
La moon
先日ついに『モガリの森』を鑑賞しました。
思ったとおり、河瀬監督の10年間の作品『萌の朱雀』のように、静かに話は展開していきました。登場人物のほとんどが、うちの近所にいるようなおばちゃんやじいさんで、しかも奈良での話ですから、関西弁を話すわけで、本当に身近に感じるんですね。さらに主観的な意見ですけど、みなさん演技をしているようにはとても思えないわけなんです。演じているのは主人公の二人だけ。そんな感じがしました。
主人公のじいさんも役者ではない地元の監督の後援会のかたらしく、それにもかかわらず映画の中でみせる自然な振る舞い。あれは演技じゃなくて、普段の彼そのままなんじゃないか?と思ったり(!)。実際演じてるのはもうひとりの主人公の女性だけだったような気がしました。彼女は『萌の朱雀』以来十年ぶりの出演とのことで、えっ!あのときの子どもがこんなに大きくなったの(驚!)とまあ感心(いろんな意味で(笑))。
で、感想ですが(ネタばれなし)、ドキュメンタリータッチだけど、ドキュメンタリーではなく、やや浮世離れした感があり、全体的にもう少しわかりやすくしないと、どこがポイントであって、何をしているのかわからない部分があった。セリフの多くを排していることから画の美しさや、登場人物の表情などからストーリーを読み取る部分が多くなるわけですが、それにしても本作は、映画館などで映画が始まる前にみるパンフレットなどを読むなどして、それぞれの人物にどのようなバックボーンがあるのかを知っておく必要があるのではないかなと思いました。そういう意味においては『萌の朱雀(以下Mと表記する)』のほうが相対的に、静かななかで多くのセリフを排しながらも、一回みるだけで内容を把握することができる秀作だと思いました。ただ、Mはわたしの個人的なバックボーンに通じるところがあり、すんなりとストーリーが身体に染み入るようなところがありました
ので、本作においては、それほど通ずるところがなかった、いやあるのですが、映画の内容に対する素養が足り無かったのかな?とも思えます。
さいごに、上述の両作品においていまだ理解できない部分があって、それも映画をみられたかたにまたいつか聞いてみたいのですが、エロティックに感じる部分があるんですね。
それは純粋な愛情表現なのかもしれないけれども、ただエロだなあと感じてしまうんですね。このへんの捉え方は、男女で違ってくるのか、単に個人的に変態か(笑)禁欲的かに拠るのかなともおもったりするわけです。
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