殯(もがり)の森 (2006)
»レビュー
私の好みと合わなかっただけかもしれないけれど・・
2007/12/05
by
nico36
この監督の作品を見るのは初めてだったのですが、何というか、乙女ちっくな感じだったのが意外でした。
真千子さんはあんなものだとしても、しげきさんは認知症の老人というより、変わり者の初老の芸術家みたいで、奥さんへの執着にも生々しさがない。
主役の2人に現実感がないので、周りの登場人物や風景がどんなに自然であっても、すべてがウソくさく薄っぺらく感じてしまうのです。こういうメルヘンっぽい感じがこの監督の作風なのであれば、後は好みの問題なのかもしれませんが・・
2人が森に彷徨い込んでいくあたりからは、何となくありきたりな展開が読めてしまって興ざめでした(展開が読めてもハッとさせられるような場面があればいいのですが、特にそういうところもなかった)
ただ最後の終わり方を見ると(この話は喪失から再生する話なんだろうなと勝手に予想していたのですが、そうではなくて)ずっと再生せずにこのまま喪失感の中に漂っていてもいいんだよ、という話なのかもしれないと思いました。そこはちょっと面白かったです。
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