デス・プルーフ in グラインドハウス (2007)
»レビュー
タランティーノが心底好きなこと
2008/03/29
by
星空のマリオネット
つい2・3日ほど前に、梶芽衣子主演の「女囚701号 さそり」を観たばかりなのですが、タランティーノってこういうのが心底好きなんですね! エロくてグロい。
しかも、彼の語り口(だらだらと続く会話を含め)はリアルでスタイリッシュ。オープニングから「THE END」まで、とにかくカッコイイ!
強烈な個性を発散する悪い男、男に飲み込まれるセクシーな女、魅力的で戦闘的な女、この三者が登場する。
権力の鎧に守られた男から理不尽にも虐げられる女たち。今回は、耐死仕様(デス・プルーフ)の鎧のような車に守られた男の異常な欲望のはけ口として、いたぶられる女たち。
その女たちの逆襲は徹底的で痛快。
「さそり」と同じ構図です。
(痛快だと思えないと、シラケてしまうかもしれません。)
前半の耐死仕様車の不気味で怖ろしい魅力は圧倒的で、女は異様にエロティック。
後半の決死のカーチェイスも面白かったですが、逆襲に転じた女たちの表情と行動ぶりは、「キルビル」とはまた違った意味で劇画チック。実に面白い。
また、音楽は最高!
「仁義なき戦い」で暴力団抗争を語る時のベースギターの繰り返す旋律とリズムが、この映画からも聴こえてくるように感じたのも、嬉しかった。
この映画、悪乗り気味ですが、タランティーノは腐る寸前の一番美味しいところをすくって、このシンプルな小品を仕上げています。
さすがです!
3人がこのレビューに共感したと評価しています。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.







