エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜 (2007)
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慟哭
2008/04/18
by
倉島穂高
封切り時に観たので、もうだいぶ記憶が飛んじゃってますが……。エディット・ピアフ本人のことをよく知らない立場で観ると、ちょっとわかりにくかったですね。特にマルセルとのいきさつは、どう知り合ってどう盛り上がったのかが、今一生懸命記憶を探ってもどうしても思い出せません。観ている最中にも、「ありゃ〜、これは誰? いつ出てきたんだっけ?」と思ったくらいですから。まあ、これはマルセル役の俳優の力量不足もあるのでしょうね。
マリオン・コティヤールの熱演には文句ありません。ピアフ本人に似ているかどうかの判定は私には不能ですが、ピアフの魂が憑依しているがごとくの演技であることは伝わってきます。晩年の老残(という年齢ではなかったにもかかわらず)の鬼気迫る表現にも胸を打たれました。
日本では「ラ・ヴィ・アン・ローズ」よりも「愛の讃歌」のほうが有名なので、日本人としてはもっときっちり後者を聞かせてほしかった、そうすればきっと感動も倍増なのにという勝手な恨みは残りますが、胸に突き刺さるピアフの慟哭とともにおのれの過去の失恋相手のことを走馬灯のように思い返し、「とりあえず生きていてくれるだけでもいいかも」などと思いながら、「愛の讃歌」を脳内で最大ボリュームで響かせておりました。
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