FLY BOYS (2006)
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ロマンと過酷な現実の狭間で
2007/11/25
by
むぎわら帽子のジミー
第一次世界大戦中、フランス空軍に志願した米国人をはじめとする若者たちが複葉戦闘機に乗り込み、敵国との戦いに身を投じるノンフィクション・ドラマ。
真っ先に思ったのは、宮崎駿さんが好きそうな題材であるということ。テクノロジー一辺倒で、完全量産化した現代とはまったく違う、ノスタルジックな個性あるデザインの複葉機が飛び交う様子を最新技術で映像化できるのは、映画ならでは。そういう意味では、ロマンあふれるこのコンセプトはすばらしい。
しかし、そういったロマンを描きたいという気持ちがある一方で、今日にも命を落とすかもしれないという、死と隣り合わせのシチュエーションで主人公たちが生きている、戦争ならではの過酷さも描かなければならない。
結局これが、どっちつかずとなり、中途半端なままで終わってしまう結果になりました。ドラマも、興味惹かれる場面がいくつかあるのですが、深みがまったくないため、毒にも薬にもならない戦争ドラマに終始しています。もっと、テーマをはっきりさせるべきだと思いましたね。
ところで、徴兵制度のない国に住んでいる私は知識でしか知りませんが、軍隊というのは規律のきびしい組織だという印象があります。本作では、規則違反した隊員に対する懲罰がずいぶん甘いと感じたのですが、まだこの時代にはおおらかさがあった、ということなのでしょうか?
2007/11/18 109シネマズ名古屋(3)
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