転々 (2007)
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説明が難しい面白さ
2008/03/20
by
odys
面白いんだけど、なぜ面白いのかを説明するのが難しい映画ですね。
例えば、小ネタはそれなりに利いていて、特に三浦友和の奥さんの職場の人たちにそれが出ているけれど、それがメインの面白さなのかというと、そうではない。だいたい、私は小ネタを濫用した映画は好きじゃないのだが、この映画では濫用になっていないからいい、という印象を受けた。
では、主役二人が東京を歩き回って、ああ、今どきの東京にもこういう場所があるのだな、と感慨をもよおすから面白いのだろうか。まあ、そういう側面はある。だけどそれでいい作品になった、と言い切るのにはためらいがある。東京紀行で終わる映画じゃない。
では、主役二人の人生模様がメインの面白さなのか。家族づくりに失敗したり、肉親から捨てられて育ったりした人間が、最後あたりで疑似家族みたいなものを作りますよね。人が集まって、一緒に食事をしたりすると、何となく家族っぽくなるのはたしかだし、これも家族、と言いたくなる衝動は抑えきれない。でも、家族の再生だとか家族の新しいあり方だとかを訴えた作品なのかというと、どうも違う気がする。
要するに色々な要素が混じり合っていて、総合的に面白いと言えばいいのかもしれない。でもこれじゃあんまり説明になっていないように自分でも思われてきて、困ってしまうのです。うーむ。
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