大いなる陰謀 (2007)
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戦争に負けない国の中途半端さ
2008/05/02
by
はるいち
戦争における政治家のメディア・コントロールや教師による煽動というのは、特に目新しいとは思いません。日本やドイツでも先の大戦で経験したことですし、どこの国でも起りうることです。
ですから、この映画が特に米国の現政権の批判を行っているとは感じませんでした。
問題は、表面的にアメリカの一般国民が屈辱的な敗北を経験しないことで、教訓を得ずまた危機感を持たないということでしょう。ロバート・レッドフォードの言いたかったことも、そこら辺だったのでしょうか。
ただ敵地に送られた兵士の取り上げ方などを見ると、何かゲーム感覚で(もちろんそれ自体が問題だといいたいのでしょうが)、中途半端な感じがします。他人事と言うか。
きっともっと自分の身近な問題として、実感する視点が必要なのでしょう。もっと根源的な問題なのではないでしょうか。政治家もジャーナリストも教師も勿論国民も、戦争の相手はもちろん、自国民に対してまでも共感する能力を退化させている。
それは、別に「大いなる陰謀」ではないと思う。
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