バンテージ・ポイント (2008)
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観客への基本視点の提示が弱いが良作...
2008/03/30
by
レクター博士
9.11以降を含んだ意味で、ハリウッドの良心的なエンタメ映画として良作である。西側とアラブ諸国の「テロ封じ込め」を話し合う会議、というアクチュアルな願望も含め、ポリティカル・アクションとして大いに気を吐く作品である。
最初は、「うっ、メメント系か」と構えてしまったが、脚本のラストへの収束テクは中々であった。アメリカ側のキャストも結構贅沢してる。
惜しむらくは、デニス・クウェイドの過去のアノ経験、心の傷の度合いをパーソナルな家族との日常描写や、事件後のリハビリなどのシークエンスを数分追加すれば、より彼への感情移入が出来て、観客に対して基盤となる視点が早い時点で定まったと思う。ここが唯一、この脚本の弱い点であろう。
しかし、これだけの尺で、これだけの質の映画なら、ヒットさせるのは日本の映画会社や宣伝の技がカギである。題名は覚えていたが、宣伝(TVスポットは高いし、配給会社の予算もあろうが)の浸透度が低いのは残念。
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