ニュー・シネマ・パラダイス (1989)
»レビュー
この作品を厳しく評価して欲しい!
2003/01/02
by
飯庵
おそらくこのサイトでも評判はいいとは思いましたが
絶賛ですね。う〜ん、困りましたね〜。
まず、この映画は細かい部分の記述はやめにしますが、
かなりいい加減な描写が多い作品なのです。
練りに練った脚本とはとても思えない
稚拙としかいいようのない脚本です。
映像は、これ以上に優れたイタリア映画は腐るほど
ありますので、あえて取り上げるほどのことでは
ないでしょう。
モリコーネ親子も随分ひどい作品の曲を書いたものです。しかし、よく聴くとこの音楽も映画作品にあっていて
極めて貧困なイメージしか湧きませんね。
この作品と他の誰かの作品を比べる事は
しませんが、「この程度」の映画しか作れない監督を
天才と称える人々が「専門家」に多い事に
正直驚いています。
素人さんを騙すのには非常によく出来た作品ですが、
まさか玄人さんまでひっかかるとは。。
僕は映画が好きで世界中の映画を見ています。
決してマニアックな映画志向という訳ではなく、
ハリウッドシステムの映画でも好きなものはたくさん
あります。
しかし、イタリア映画というのは、やはり特別な存在でした。かつてはね。
それが壊れ始める兆しが見られたのが、
「ジンジャーとフレッド」あたりからだと思います。
この「ニューシネマパラダイス」は3回見ましたが、
見るたびに落ち込んでしまいます。
エンディングもオープニングも
俗の極致だと思います。
「説明的な作品」にいいものはない!というのが
僕の持論です。
それにしても、お気軽な思いつきだけのプロットのかたまりだ・・・。絶句。
これだけ絶賛のページなので一人くらい
僕みたいな人間がいてもいいでしょう?
皆さんは「映画は好き嫌いですから、何かを言うべきでは
ない」とおっしゃいますが、
こういう作品を傑作と評価していては
ご自分の視野を狭めると思いますよ。
できれば、僕の意見に同意してくれる人が
一人くらいいると嬉しいな(笑)
周りにはいないので(苦笑)
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-
好みの問題or作品自体がもっている品質問題?
2003/01/03 by
ひげひげ(素人です)
> かなりいい加減な描写が多い作品なのです。
は、作品自体がもっている品質問題提議にとれますね。
このへんの詳細は、ネタバレOKの質問・議論版で詳細で正確な情報をぜひうかがいたいですね。
> できれば、僕の意見に同意してくれる人が
> 一人くらいいると嬉しいな(笑)
> 周りにはいないので(苦笑)
は、 好みの問題にも、作品自体がもっている品質問題
にも両方とれます。どちらでしょうか?
ちなみに、私はひとときの彩りとして楽しめた方です。
1)頭がさえて居るときは、起承転結やテンポにメリハリのきいた作品を見たくなる方。
(色にたとえると原色)
2)疲れているときも同様。
3)気分転換したいとき、別のだらだらとした日常(それでいてリアルな)に浸りたくて、長時間の日常映画を見たくなる方。(絵に例えると風景画)
いかがでしょうか? -
レスどうもです!あえてここに書き込みします。
2003/01/03 by
飯庵
レスありがとうございます。
ネタバレ議論掲示板への書き込みはしません。
何故なら、みなさんがご自分でご覧になって判断していただきたいので、あえて問題提起としてこちらの掲示板に書き込んでいます。
ひとつだけ、映写室のシーンに問題ありとだけ言っておきます。
一言で言えば、「好み」の問題ではなく、作品の「質」への警告と言えるでしょう。
喩え話ですが、長年、陶器の美しさに魅せられ
その世界にどっぷりと浸ってきた人間が、
ある日、世間で評判の陶器があるというので見せてもらったら、信じがたいほどの「まがいもの」であった。
目の前のその陶器を割りたい衝動に駆られる。
それを話題にした世間よりも、作者への怒りの方が数倍強く、そのような衝動に駆られる。
そういう気分でしょうか。
映画製作者は人々を「感動させよう」としてはいけないと思います。
まず、真摯な姿勢で本物の映画を「創造しよう」と
努力する事。
その結果が「本物の」感動に繋がるのだと思います。
添加物だらけの甘いお菓子には
気をつけて下さい、ということです。 -
追伸
2003/01/03 by
飯庵
これは好みの問題も入ってきますが(笑)、
韓国映画の「八月のクリスマス」をご覧になってない方は
ぜひご覧下さい。
作り手の「真摯な姿勢」がこれほど
正直に画面に表れた映画は、そうめったにはないと
思いますよ。
ご自分で「咀嚼する」ことを覚える映画です。
レンタル代数百円が惜しくなかったら、
借りて観てください! -
監督のトルナトーレって
2003/01/03 by
仮名側之丞
この作品ではスピルバーグみたいな映画青年風の映画作りだったかと思います。つまりどこかで見たような感じの小技の効いた場面作りが多かった。
『海の上のピアニスト』ではもうちょっと練られた感じになりましたけどね。 -
監督のナルシズムが鼻につく作品!
2003/01/03 by
飯庵
映写室、あるいは映写に関するこの映画のいい加減な点は、別にストーリー上のネタバラシにはならないので
ここに書いてもいいのですが、
僕よりもずっと深い考察をされてる方の名著があるので
本屋で立ち読みでもしてください。
映画ファンならそのくらいの手間は惜しまないでね(笑)
森卓也著「映画 この話したっけ」(ワイズ出版)
大きな書店の映画コーナーなら
大抵置いてあります。
110ページ目に「ニューシネマ〜」の問題点が書いてありますので、ぜひ読んでみてください。
ここからは私感です。
偉大なるフェリーにも大変なナルシストでしたが、
彼には自分の作品を客観的に見る能力も備わっていました。
ゆえに、傑作「道」のラストシーンで僕は泣けるのです。
あの場面で、監督は完全に登場人物の悲しみを描く事だけに徹しています。そこに監督自身の心情は全く投影されていません。
「ニューシネマ〜」のラストで泣けない理由は、
ただひとつ。
監督自身が「自分」を表現しようとしている、
言い換えれば監督自身のナルシズムのためだけに
用意されたシーンだからです。
それは冒頭のシーンでも同様です。
ナルシストであるということは偉大な監督になる
ひとつの条件でしょう。
しかし、それだけの監督が世界には多すぎます。
日本でいえば、作品作りに行き詰まり自殺未遂を起こしてからの黒澤監督や、(どこが天才なのかさっぱりわからない(笑))世界の北野武などは分かりやすい例でしょう。 -
トルナトーレ?僕は好きだな。
2003/01/03 by
イー
トルナトーレはあざとい。
確かに狙いすぎて、わざとらしくなっているときがある。
この映画と「海の上のピアニスト」にそれを感じた。
だから、飯庵さんの言うように「感動させよう」ていう態度はあるかもしれんと思う。
しかし、わざとらしさがわかりやすさになって、感動するもある。
特に僕のような、本物かどうか、傑作かどうかなんてのに興味を持たない者には。
たとえば「みんな元気」。
それこそ小手先で俗っぽい。
でも、この監督がマストロヤンニの演技とシチリアの風景を愛していることはわかる。
それだけで僕は十分感動した。
余談だが、「8月のクリスマス」も僕的にはずいぶんあざとい。
あざといから真摯じゃないと僕は思わないが、あの映画は韓国の風景が印象に残らない。 -
監督には謙虚さが必要!
2003/01/04 by
飯庵
みなさんレスありがとうございます。
確かにこの監督は役者や風景を「愛している」のかも
しれませんが、だから短絡的に「良い!」と言ってしまってはどうでしょうか?
駄目になってからの(これは多くの専門家が認めてる事実です)黒澤が、仲代達也と合戦の風景と城内の描写を
愛したのは有名です。
でも、だからと言ってそれが作品の質を決定する事には
なりませんよね?
感動させよう!とする「意欲」はいいと思うのです。
僕が言いたいのは、監督の映画的性欲(という表現があるのか知りませんが)を満足させる為だけの
マスターベーション的な作風が許せないのです。
さきに推薦した本にも書いてありますが、
この監督は映画をこんなにも愛してる自分が
愛しくてならないのです。
そのことを、映画にして、お金を払ってきてくれる人々に訴えたたいだけなのです。
ある種の「潔さ」に決定的に欠けている人だと
思うのです。
一見、映画を私物化しているかの如き
ウッディ・アレンが実は強烈なまでの
客観主義の持主である事を思い出してください。
ウッディは監督でありながら主演もします。
しかも自身のアイデンティティーも強烈に
映画に反映させます。
言ってみればこれほどナルシズムを満足させる
条件が整っている例は少ないでしょう。
しかし、彼は実に自身の作品に対して潔いのです。
決して、観客におもねる事をしないのです。
トルナトーレに足りないものは、
潔くおもねらない「謙虚さ」なのです。
勘違いしないで下さいね。(笑)
僕はウディー・アレンとトルナトーレの作品を
比べてる訳ではないですからね。
作品を作り出す姿勢の問題ですからね。
余談ですが、トルナトーレには絶対に
ウディーの「ラジオデイズ」のような優れた作品は
撮れないでしょうね。
「ニューシネマパラダイス」もやり方ひとつで
「ラジオデイズ」になり得たのに、、
もったいないですね。 -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2003/01/05 by
エス
感じ方は人それぞれ違うから、人の意見を
否定するつもりはないけど、僕はそんな映画の見方
してたら楽しめないと思うよ。
これは僕にとっては最良の映画です。 -
楽しければいいんですか?
2003/01/05 by
飯庵
エスさんレスありがとうございます。
ひと言ふた言だけ言わせていただきます。
「そんな見方をしていたら楽しめない」映画を
駄作というんじゃないんですか?
映画をつくる人間は真剣なのです。
たとえば「時代考証」ひとつ取っても、どれほど真剣にやってらっしゃるかご存知ですか?
本物と偽物を見抜く目を養ってください。
おなかが一杯になって満足できれば、
どんなにいい加減な製法の添加物たっぷりの
食べ物でもOKなんですか?
「一生懸命作ったもの」と「真摯な姿勢で作ったもの」
を同じと考えてはいけません。
楽しければいいのでは、
ちょっと寂しいと思いませんか?
「最良」という言葉をお使いになるためには、
もっと多くの優れた作品をご覧になってください。
これは決して、個人攻撃ではないですからね。
皆さんに言いたい事ですから!
全くの余談ですが、僕は山田洋次監督が大好きなのですが、あの方の「息子」という作品を「最良」と考えています。
逆に「虹をつかむ男」という作品を「最悪」と
考えています。
この違いが分かる人がいるといいですね。
その人なら、「ニューシネマ〜」の欺瞞性にも
気付くかもしれません。 -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2003/01/06 by
Shinjuan
玄人さんを3回見させる映画って、やっぱり傑作ですね。
-
最良の映画とは・・?
2003/01/06 by
ちょし
飯庵さんのように、細部に渡って‘違いがわかる’映画通はすごいと思います(マジで)。
でも、個人にとっての「最良の映画」って、もっとフレキシブルなものじゃないかと。
私のまわりには、『ニューシネマパラダイス』を観たおかげで映画好きになった、という人もかなりおります。
玄人目から見れば、駄作でも、一人一人の映画に対する思いって、それこそ人数分あるはず。
一人の人でも、映画を観る時の年齢、状況その他によって、様々な感じ方があると思うのです。
だから、この映画を厳しく評価する人がいる一方で、生涯ベストワンと思う人もいるわけですよね。
ちなみに私はこの映画、劇場公開版を観て、号泣し、その年のベストだと思ったんですが、
のちに完全オリジナル版を観て、監督のナルチシズムに愕然とし、あの傑作はプロデューサーの英断でカットしまくったから生まれたのだと知りました。
その後『海の上のピアニスト』『マレーナ』を観て、やっぱりこの監督は「天才」というわけではないな、と確信してしまいましたが・・。 -
「好き嫌い」は評価基準にはなり得ない!
2003/01/06 by
飯庵
sinjuanさん、ちょしさんレスありがとうございます。
sinjuanさん、「玄人さんを3回も観させる映画って、傑作ですね」というような表現は、言いっこなしね(笑)
このサイトには時々書き込みさせてもらっていますが、
何故今回「ニューシネマ〜」のところに書こうという気に
なったかというと、友人との喧嘩がきっかけでした。
「フェリーニの再来だ!」という言葉に騙されて作品を
観ました。
相当数の映画作品を観ているはずの友人の意外な
見る目の無さに驚き、非難しました。
この作品の出来について論争しているうちに
喧嘩になった訳です(笑)
僕は徹底的に映画のディテールにもこだわるタイプですので、(どなたか批判されてた気もしますが)
「まあ、このくらいなら素人にはバレないだろう」的な
作りの作品は許せませんでした。
このサイトではどういう評価なのか知りたくて
見たところ、一時期の小泉首相以上の支持率に
愕然とした次第です。
そこで小さな石ですが、一石を投じたくて
失礼とは知りつつも書きつづけている訳です。
(本当はちっとも失礼とは思ってないが(笑))
ちょしさんがおっしゃるように、
この映画に心底感動して映画鑑賞が好きになる人も
いるでしょうし、そういう人が将来本物の優れた映画に出会うためのひとつのステップとしてこの映画が存在していればいいのですが。
押し付けがましく思われたくないのですが、
「好き嫌い」というのは作品の評価の基準には
なり得ない気がするのですが。
どんなに新庄が親しみやすくて好きで、イチローが生意気で嫌いだとしても、結果として野球人として高い次元で
仕事をしている(しようとしている)のは、
イチローであることは間違いないのですから。
変な喩えですみません(笑)
僕の意見を「木を見て、森を見ず」と言った友人がいますが、僕は、「木を見て、森も見る」を信条としています。
ある程度長い年数、映画を観ていると駄作に接する機会も
多いです。
「本物」と信じてた映画が、実は極めて政治的策略の産物であった例もあります。
僕らは映画を観てただ「あ〜よかった!」だけで
終わるのではなく、映画から多くのものを学び、
世の中というものを知っていくのです。
それでなければ、もったいないですよね。
余談ですが、かつて「アラビアのロレンス」に感動しました。映画作品の出来(あらゆる技術)にも感動しましたが、それ以上に主人公の生き方に強い感動を覚えました。
しかし、その後ロレンスの真実の姿を知ることになり、
あの映画の「欺瞞性」に気付くようになりました。
映画産業はある意味でプロパガンダであることを
思い知らされました。
あの時から、「疑い深く」なったのかもしれません(笑)
映画には人間の考え方を支配してしまう「魔力」があります。
だから観る側には、楽しむ事と共に批判する目をもちつづける事も不可欠だと思うのです。
「ニューシネマ〜」の監督をフェリーニの再来と
言う事が、どれほどフェリーニの業績を侮蔑した言葉で
あるか、そのことに気付いて欲しいと考えるのです。
涙は本物の映画のために取って置きましょうよ! -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2003/01/07 by
まるまるネズミ飛行
なんの思い入れもなく「ただその時泣きたい気分」だったのでみたのが最初。たしかに映画に泣かされてるのか、無理に自分を泣かせているのかわからない部分が多々ありました。
私的には全く別の減点対象が実はありまして…。それは「男のノスタルジック」や「男はいつまでも少年の心を忘れない」ことに対する過大評価だったりするのです。 -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2003/01/07 by
ままこっと
私は飯庵さんほどの数の映画を見てはおりません。
映画監督というものは、ナルシストでありかつ謙虚で
あるべきだ、また、それを逸脱した作品を見抜く鑑賞力を
身につけられよとのご意見ですが、果たしてそうなのでし
ょうか?これはあなたと違って私の持論ですが、映画には
監督のまたは脚本家の思いや伝えたいことがいっぱい詰ま
っているものでそれがテーマ(あなたは稚拙だとおっしゃ
いますが)だと思うのですが、あなたはそれら全てを汲み
取ることができますか?確かにこの映画にはナルシズム満
載かもしれませんが、私にはそれ以上に映画に対する情熱
や想いがひしひしと伝わってきましたよ。私は見る映画全
てに対し、詰め込まれたテーマを全て汲み取ろうなどとは
思いません。何かひとつでもいいから感じたい、知りたい
と思って観ています。それで十分ではないでしょうか?
私的には映画監督はナルシストおおいに結構!傲慢すぎてもいいぐらいだと思います。
>映画には人間の考え方を支配してしまう「魔力」があり
>ます。
>だから観る側には、楽しむ事と共に批判する目をもちつ
>づける事も不可欠だと思うのです。
これは、あなたにもいえることなのでは?
映画をたくさん観るうちにあなたは自分自身を欺瞞に満ち
させていませんか?
監督は傲慢でも観る側は謙虚に観たほうが視野は拡がると
思いますよ。 -
批評の精神を鍛えること!
2003/01/07 by
飯庵
まるまるネズミ飛行さん、ままこっとさん、レスありがとうございます。
さて、僕の表現力の不足かもしれませんが、
僕が稚拙といったのは「テーマ」のことではなく、
脚本作成における「技術面」のことです。
「稚拙な技術による脚本」と言うべきでした。
これは素直に反省します。
誤解されてるようですが、
僕はこの映画のテーマに関しては、
何の文句も言ってないはずです。
テーマに基づく「表現方法」に関して
文句を言ってるのです。
テーマはよくあるノスタルジア物でしょう。
あの頃は良かった・・懐かしい!といった
類のものです。それに関してはノープロブレムです。
ただし、(何度も言うようですが)監督が
己の作品の中に描かれる自分の
分身に酔っているんですね。
非常に皮肉な言い方をすれば、
単なる「作者の立身出世物語」にまで
作品の質を下げてしまっているんです。
さて、テーマというものは、全て汲み取る(という表現は違ってません?ま、投稿者の方の表現をそのまま使いますが)べきものです。
やはり「汲み取る」という言い方は気になりますね(笑)
「理解」という言葉に変更させてくださいね。
理解なくして何がわかるというのですか?
おそらく「製作者の意図」を「テーマ」と言う風に
間違って使ってらっしゃるのではないでしょうか?
「製作者の意図」ならすべて理解(汲み取る)ことは
できません。
何故なら、僕は製作者ではないからです。
ナルシストは僕も結構だと思いますが、
「傲慢」は全ての罪悪の元凶だと思いますよ(笑)
最後に僕に向けられた刃に関してひと言。
僕を「欺瞞に満ちてる」とおっしゃる。
おもわず笑ってしまうほど、本質を理解されていない、
というかそもそも言葉遣いからして信じがたいミスを
されてる発言ですね(笑)
一度辞書で「欺瞞」というのをひいてみて下さい。
僕は「欺瞞に満ちている」(この表現はそのまま引用させていただきます。素敵な表現なので)ものを批判してる側であって、僕自身には何の(投稿者さんがおっしゃるところの)欺瞞めいたところは無いつもりです。
最後にひとつだけ。
おっしゃるように謙虚に作品を見てるから、
視野が広がってきた訳で、
その結果として作品に対して厳しい評価が出来るように
なったのです。
投稿者さんに欠けているものは「批評の精神」じゃないでしょうか?
他者を批評、あるいは批判することに
「何もそこまで・・」的な感情が多くの人たちに
あるような気がするのです。
どうやら僕は嫌われるタイプのようですが(笑)、
本当に映画を愛し、楽しみ、
自分自身の人格形成に映画が極めて強い
影響を及ぼしてきたことは事実です。
しかめっつらで映画の粗探しばかりしてると
思われると、ちと心外ですが(笑)
ま、そう思われてるかもしれませんね(笑)
どんどん、レス下さい!待ってます! -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2003/01/08 by
KKK
僕もそれほど、好きな映画ではないのですが、飯庵さんの言われている、
>監督が 己の作品の中に描かれる自分の分身に酔っているんですね。
>非常に皮肉な言い方をすれば、単なる「作者の立身出世物語」にまで作品の質を下げてしまっているんです。
という箇所がピンと来ません。
たしかに主人公が映画監督として成功する話ですが、「どうだ、俺はこんなに映画が好きだから成功したんたぞ」とふんぞりかえっている、みたいなシーンはなかったと思うんだけど。(1回、見ただけですが。)
むしろ、僕が映画好きの人間の本質をとらえていて面白いと思ったのは、この主人公は現実世界においては失恋したり、あまり女性と幸福にいっているわけではないような描写です。
映画バカは映画の夢の世界に逃避して生きていて現実的にはダメなんだよなあ、みたいなことは、僕も映画ファンとして心情的に分かることなので共感するところがあります。この映画に対してみんなの点が甘くなっているようなのは、意外とこういうこともあるのではないでしょうか?
作風的にいい加減と飯庵さんは決めつけていますが、ラストにいろんなラブシーンを見せる、という構成は面白いのではないでしょうか?
あと、火事の後、ポンと時間が飛んで、火事の結果がどうなったかをすぐ見せないところの処理の仕方とか、面白く作っていると思いました。
(オリジナル版でどうなっているのかは未見で知りません。)
たしかに、過去を回想する話なら、韓国映画の「ペパーミント・キャンディ」みたいに苦味を持っているわけではないかもしれませんが、よく出来たエンターテイメント作品だとは思います。 -
傲慢と謙虚と
2003/01/08 by
飯庵
kkkさんレスありがとうございます。
映画好きの人間の本質を捉えてる部分もあるとは思います。
映画バカが夢の世界に逃避する部分も理解できます。
ようするにこの映画で描かれているいくつかの部分には
共感できるのですが、見終えた時には、
それらへの共感が見事に消えうせてしまうのは何故か?
北野作品を見たときにも同様のことを感じます。
北野監督は、作品を通してご自分の才能(らしきもの)を「どうだ!見てみろ!」とばかりに見せ付けようとします。そのことに僕などは鼻白むのですが(笑)
結局、「謙虚」でないんですね。あの方は。
トルナトーレ監督にも北野監督ほどではないにしても
そういう自分に対する「過大評価」めいたものが
感じられます。
実際には映画手法に長けている訳でもなく、
感性が研ぎ澄まされているわけでもないのに、
自分ではそうだと思い込んでしまってる若造(若くはないか?)という気がしてなりません。
でも観客は楽しんでくれる。
監督はますますつけあがる。
映像や音声だけ良くなり、
作品の質はさらに落ちていく。
やがて消え去る。
という図式が簡単に想像できます。
が、実際には現状の映画愛好者のお人よし加減を
見ていると、僕が考える図式どおりにはいかないでしょうね。(苦笑)
ラストでいろいろなラブシーンを見せる手法は決して
新味があるわけではありませんが、
素敵だとは思います。
でも出来れば、この監督ではない監督の
優れた作品で見せて欲しかった。
それが残念です。
トルナトーレ監督の映画を数時間見せられた後に
あの場面を見せ付けられると、
なんとも腹が立って仕方がありません。
「なめるなよ!俺を!」といった怒りが
湧いてきます。
「こういう手法があるんだよ!」と
監督がほくそえんでいるのが見えてきます。
緻密な脚本のなかで行なわれてこそ
輝く手法ですので、
この程度の映画で使われると
なんとも腹立たしくて・・・。
僕の怒りは変でしょうか?
賛同される方、いらっしゃいません?(笑) -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2003/01/09 by
KKK
なるほど、飯庵さんの評価軸とか、危惧されている点とかはなんとなく分かってきました。
僕もこの映画は評価され過ぎだと思っている方だし、この監督を特に巨匠だとは思っていません。
北野武も、「キッズリターン」までの作品は素晴らしいと思いますが、「HANAーBI」以降の作品はちょっと微妙です。
ただ、トルナトーレや北野武は鼻白むけど、フェリーニやアレンはいいという飯庵さんの判断自体、本当に厳密なものかどうかは疑わしいと思います。
映画というのはどうしたって見る人がこれまでどういう映画を見てきたかとかどういう人生体験をしてきたかとかに影響されて、感性の部分で見る要素が大きいわけですから。というか、トルナトーレや北野武に鼻白むという見方自体、かなり感性の要素が入った評価だと思います。人によってはフェリーニの作品に鼻白む、アレンの作品に鼻白むという人はいるでしょう。
ディテールに緻密に凝った作品を好むという飯庵さんの観点自体、好みの要素が入ったものだと思います。たとえば、僕の場合はあまり凝って作り込み過ぎた作品は逆に好きではなく、もっとドキュメンタリー風にさらっと撮ったものの方が好きだったりするところがあるので、アレンはアイデアとかはすごいとか思うんだけど、もうひとつ熱烈なファンに成りきれないでいる映画作家です。(もちろん、フェリーニだったら別。フェリーニは本当の巨匠、大監督だと思います。トルナトーレとフェリーニは格が違うという部分には賛成です。)
ので、飯庵さんが最近の映画は客観的な緻密さが足りなくなってきているのではないだろうか?という点を問題にするのはなるほどとは思いますが、別に僕個人はそれほどそこの部分に怒りを覚えたりしません。
もちろん、これも僕の主観的判断にほかなりません
が、逆に人によって評価にばらつきが出るのが映画というものだと思うのですが。
ところで、余談ですが、僕のニックネームは大文字のKKKです。僕も以前は小文字のkkkで投稿していたこともあったのですが、このサイトには僕以外に小文字のkkkのネームを使っている方が前からいるようなので(たとえば「あの子を探して」を酷評しているkkkさんは僕とは別人)、僕の方は大文字のKKKで統一することにしました。 -
さらに多くの意見を聞かせてください!
2003/01/09 by
飯庵
KKKさん、ご丁寧なレスありがとうございます。
読んでいていろいろ考える事は多かったです。
さて、映画は数学ではありませんから、
「これが正解」というものはないですよね。
どちらかというと哲学に近いでしょう。
「正解」すなわち「考え方」は100人いれば100通りある可能性だってなくはないです。
ただしその根本となる、基本的理念は厳密に言えば「ひとつだけ」です。
単純に枝葉分れしただけであって、
考え方の違いは理念の違いを意味するものでは
ありません。
ゆえにその基本的理念の精度の高さが
非常に重要だと思うのです。
間違った方向に人々を導かないためにも。
まず、ひとつだけ言っておかねばなりません。
僕はディテールに綿密に凝った作品を特に好んでいる
訳ではありません。
「そういう傾向」の作品ではきちんとした
時代考証やその他の細かい確認作業を怠って欲しくない、
ということなのです。
一筆書きのような作品で好きなものも数多くありますし、
B級・C級、果てはZ級映画でも愛してやまない
作品もあります。
それから「好み」という表現の問題ですが、
もちろん僕も生き物ですから、好みはあります。
前に「好き嫌いは映画の出来の判断材料にはならない」
というような事を書きましたが、
それは映画を見終えた後の「好き嫌い」であって、
観る前の「個人的嗜好」の問題とは別の次元の話です。
KKKさんはそのへんは分かってらっしゃると
思いましたが、念のため書かせていただきました。
アレンに関する部分「アイデアはすごいが、熱烈なファンにはなりきれない」は、ひじょうによく理解できます。
そういう方は多いのではないでしょうか?
たまたま僕は熱烈なアレン信奉者ですが、
彼の全ての作品を愛してる訳ではありません。
確かに彼には作りこみすぎる傾向があるのは
否めません。
例を挙げれば、「インテリア」と「スターダストメモリー」が駄目で、「ラジオデイズ」「ハンナとその姉妹」「ブロードウエイのダニー・ローズ」はOK!といった感じです。この差をご理解いただけたら嬉しいですね。
過去の巨匠に対して謙虚にリスペクトしているのが
アレンの良さですが、さきの2作品ではその範疇を
逸脱してるように思えます。
それでも彼は他の作品では絶妙なリスペクトぶりを
発揮します。
トルナトーレが無意識であっても、過去の遺産に対して
無礼であるのに対し、アレンには極めて礼節をわきまえた
「大人の謙虚さ」があります。
最後に「逆に人によって評価にばらつきが出るのが映画だと思うのですが」と書かれてますが、
それは映画だけに限ったことでない事は
KKKさんも当然お分かりになってらっしゃるでしょうが、そのようにばらつきがでるからこそ、このサイトも
面白いんですよね。
でも初めて「ニューシネマ〜」のコーナーを
見たとき、あまりのばらつきの無さに驚きました(笑)
誰かがテレビ番組に関して言ってましたが、
視聴率が高くなればなるほど、
その番組を疑う必要がある、と。。。 -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2003/01/09 by
KKK
飯庵さんの言われていることが批評家に向けての批判だったらその通りだと思います。
最初に、
>素人さんを騙すのには非常によく出来た作品ですが、
まさか玄人さんまでひっかかるとは。。
と言っているのでそういう意図かもしれませんが、この映画生活はあくまでファンのサイトですので、映画ファンというのはもっと無責任に好き嫌いの感性でものを言っていい(というか、たとえば世間で評判になってないのに自分はひどく感動した!という作品に出会ったら、なぜ自分にはこれが良かったのかを考えるべきだと思う)と思います。別にお金をもらって文を書いているわけではなく、あくまでも自分自身のこだわりで映画について語っているのですから。
ただし、これが映画批評を職業にしている人間なら話は別です。 職業にしてるならきちんと評価軸をもっているべきだし、でなければプロとして失格です。
ただ僕自身は映画批評家の真似事をするつもりもなく、あくまで自分の感性で勝手なことを言わせて頂きます。
と書きましたが、実は僕も「ニューシネマパラダイス」がそれほど好きなわけではなく、むしろ、おお、この作品にケチをつけるとは「映画生活」らしくていいやと思ってつい付き合っただけなので、全然、積極的な反論になっていないのですが、本当に「ニューシネマパラダイス」を愛している人から熱い反論をしてほしいと思います。 -
訂正
2003/01/09 by
KKK
前の文章でつい「映画批評家の真似事をするつもりもなく」と書いたのですが、考えてみたらこのサイトでしてることって映画批評家の真似事にほかならないことなので、明らかにこの文言はおかしいことに気付きました。
ので、この文言は取り消し、「映画批評家的な観点からではなく映画ファンとしての観点で」という文に変えさせて頂きます。すみません。
「ただ僕自身は映画批評家的な観点からではなく映画ファンとしての観点で、あくまで自分の感性で勝手なことを言わせて頂きます。」 -
仕切直しを提案
2003/01/12 by
最大素数
わたしは本作は観てはいないのですがここまで興味深く読み継いで来ています。その主な理由は、
> みなさんがご自分でご覧になって判断していただきたいので(「レスどうもです!あえてここに書き込みします。」01/03)
とのご発言が早い段階でありましたので、未見者にも解るような議論、と言いますか、少なくとも未見者を意識された議論の意図有りと受け取ったからです。とは言え、元稿のタイトルは「この作品を厳しく評価して欲しい!」であり、未見者がどこまでついていけるのかちと疑問ではありました。
最近の展開をみていますと、そうした飯庵さんの姿勢の見直しが必要であるように思われ、レス差し上げるつもりになりました。
1.「意図」の確認
こういうテーマから入るのは大変失礼なことかもしれませんが、これはわたしの最初の印象の表明でもありますので、もし不都合不愉快な点がありましたら、勝手ですがお捨ておき下さい。
未見者にも解る議論、ということで広い意味の「一般論」になるのかと思っていましたが、これまでのところそうはなっていませんね。「とにかくダメなものはダメ」という以上の踏み込みは見られず、それだけでは一般論にもなっていません。また、飯庵さんが初めに仰ったように、本作の内容に踏み込んでもいませんね。ここまで議論を重ねても飯庵さんの意図がはっきりしない、というのはちと引っぱり過ぎるように思います。
また、飯庵さんは、元稿で
> 天才と称える人々が「専門家」に多い事に正直驚いています(「この作品を厳しく評価して欲しい!」01/02)
と述べていらっしゃいますが、わたしの知る風聞ではむしろ、「通」(及び通ぶりたい人たち)の間では貶すのが一般的です。特に本作、ということではなく、「賞」モノはそういう対象にされ易いということなのだと思っています。本作は1989カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞ですね。
これはこれでわたしの思い込みなのでしょうが、ともあれ、わたしにとっての「フツー」を「正直驚いてい」ることとして取り上げられたことにはちょっとビックリしました。・・・なんか意図があるのだろうか(笑)、邪推をお許し下さい。
2.「比較」の検証
本作の内容を具体的にとりあげることはしていらっしゃいませんが、他にいろいろ固有名詞が出てまいります。
『八月のクリスマス』、フェリーニ、『道』、黒澤明、北野武、ウッディ・アレン、『ラジオデイズ』、山田洋次、『息子』、まだありますが疲れてしまいました(笑)。この他にも本の紹介あり、陶器の例え話あり、これだけ具体例を引くくらいなら、本作そのものに言及した方がよっぽど分かり易いのではありませんか。
たとえば陶器の例。こんなことはあり得ません(笑)。「世間で評判」とはどういうことなのか全然お判りになっていないでしょう?真贋の判る存在として「その世界にどっぷりと浸ってきた人間」という形容は、飯庵さんが陶器のことに全く目が利かないこと以上を物語ってはいません。なぜ、このような無理をされるのでしょうか。
恐らく本作を見ていない人のために、どれか一つでも既知の事例を手掛かりに比較検討できるように、とのご配慮かとも忖度致します。(しかし、この事例の殆どに詳しければ、それらを総合・解析して判断が容易になるとは言い切れず、かえってより混乱してしまう恐れだってあるはずです)
が、それでしたら、同じ監督の他の作品、とか、違う監督(作家)の、作品カテゴリィとして同じモノを提示して頂きたいとおもうのです。
わたしは、本稿の冒頭で未見である旨を表明しました。が、実を言うと、今後も観る気も予定もありません。
本作は、監督の自伝的要素が濃いと聞いています(より正確には私小説的、ということになるのでしょうか)。わたし、そういうのダメなんです。その手の映画(本も)では、どんなカタチにせよ、本人の「恥部」とか「コンプレックス」が露呈されることが殆どで、それは、そういう風に公にしてしまうことで、本人が恥じている部分やコンプレックスから解放されようという魂胆であるからなのです。わたしは、他人のそんなカタルシスに付き合うのは真っ平なのであります。(と言うことは、他人と思っていない相手のそれらは受け入れるということでもありますが)
つまり、本作は、少なくともわたしにとってはかなり「特殊」な分野の映画なのでありまして、そのような作品を対象にして作家論作劇論を興そうというのは、正直に言えば、なんか勘違いをされていらっしゃるのではないかと思ってしまうのです。
例えば、
> 真摯な姿勢で本物の映画を「創造しよう」と努力する事。
> その結果が「本物の」感動に繋がる(「レスどうもです!あえてここに書き込みします。」01/03)
とのご意見。
自伝(的作品)に真摯に取り組もうと思ったら、自分の「恥部」「コンプレックス」に眼をつぶることはできますまい。その中で、例えば自己の「傲慢(性)」とか「独りよがり」に言及しておきたいと考えたとしましょう。映画に限らず、ナニかを創る立場にいれば、「傲慢」や「独りよがり」はある意味必要な資質なのですから避けるほうが不自然なくらいです。そこで、それを表現しようと考えたとき、映画の作り・演出それ自体を傲慢なものにする、という発想は、映画監督が芸術家の範疇に入りうるならば尚更、むしろ必要と言うべきでしょう。
即ち、本作の、自伝(的)というコンセプトを踏まえて言えば、「いい加減な」作りそれ自体が真摯な姿勢の反映かも知れないのではありませんか。あえて言えば、その結果として、「本物の」感動を呼び起こさなくても、それはそれで良いのではないでしょうか。
そうした検証は、違う作者の、違う分野の作品との「比較」では無理なのではないかと思うのです。
この監督の「傲慢(性)」「独りよがり」は、他の作品にこういう表現で現れており、それがこのような瑕疵になっている、とか、他の監督はその自伝(的作品)で、「傲慢(性)」「独りよがり」をこういう描写・演出で表現していることと比べてどうか、と言った論立てが必要なのではないかと愚考する次第です。
ただ、
> 僕はウディー・アレンとトルナトーレの作品を
> 比べてる訳ではないですからね。
> 作品を作り出す姿勢の問題ですからね。(「監督には謙虚さが必要!」01/04)
との文言もありますので、「比較」の意味はまた問題かも知れませんが。
3.「評論」の考察
飯庵さんの評価は、専ら製作者の「姿勢」に関わってのことと思われます。
が、これまでのところ、「真摯な姿勢」に欠ける、というだけで、その内容については、例えば
> お気軽な思いつきだけのプロットのかたまりだ(元稿)
とか、
> ある種の「潔さ」に決定的に欠けている(「監督には謙虚さが必要!」01/04)
などなど、抽象的な言い回しがあるだけで(他にも幾つかありますがどれも)、実際問題としてはこれらは「説明」にはなっておらず、これまでのところ、飯庵さんの主張はさっぱりわかりません。
飯庵さんはここのBBSに、十数件の投稿がおありです。正直に申しまして、どの評にしましても、製作者の姿勢の評価を踏まえたものはありませんよね。更に言ってしまえば、なぜ良いのか、どうして評価が低いのか、ということについての説明自体が殆ど無く、飯庵さんの評価基準の考え方そのものさえもわかりません。つまり、そもそもなぜ「姿勢」を重視するのか、とでもいった基本的なところでも窺えれば、本作での問題提起も少しは判るようにも思うのですよ。
飯庵さんが投稿している作品の中でわたしも観ているものは少ししか無いのですが、その中に飯庵さん絶賛の『八月のクリスマス』があります。実はこの評では例外的に「製作者の姿勢」にふれています。が、
> 韓国映画の製作者・出演者に共通するものは、良い作品を作ろうとする「志の高さ」なのだと私は考えます。
と言うだけのことで、『八月のクリスマス』も韓国映画だから、と、読み手が「類推」しなければなりません。
そして、この「類推」以外には、作品の「良さ」に言及している文章はありません。
はっきり言います。
あなたの評論のレベルに照らせば、「素人さんを騙すのには非常によく出来た作品」などと見下ろす立場におられるとは思えません。
このような物言いは、飯庵さんの評価の根拠を明らかにし、それに基づいて作品なり作り手を論じてから、のことではないのでしょうか。それを飛ばしてしまっているので、どなたとの議論においても、結局表層的な皮膚感覚的感想のやり取りで終わっているように思います。尤も、その辺が目的ですか(笑)。
(ただ、わたし個人の好みとしては、今次のあなたのような高飛車でナマイキな言い様は、割と好きです)
4.「駄作」のすすめ
この章は、本論とは直接関係ないので、ひょっとすると揚げ足取りになってしまうのかも知れません。その節は、その旨申しつけていただけば全面的に撤回いたします。
読書家の北杜夫が読書の魅力を問われてのセリフが初期のエッセイに載っていました。「面白いから読む、つまらないから読む。名作に出会えるから読む、駄作にぶつかるから読む。暇だから読む、忙しいから読む・・・」つまりどんな理由でもアリ、というか理由は無いのです。映画ファンの事情はどうなのでしょう。少なくとも飯庵さんは本作のような駄作に出会って「怒」ったのですよね。駄作に巡り会うことは避けたいクチとお見受け致しますがいかがですか。その飯庵さんが、自身駄作と判定している作品を「ご覧になって(判断していただきたい)」と提案されるのは自家撞着ではないのですか。
北杜夫が「これってすごくつまんないのよ。読んでみてよ」というのはアリですけどね。
5.「息切れ」の徴候
飯庵さんが、どのような戦略に基づいて未見者も対象とした議論を意図したのかわかりませんが、少なくともこれまでのところそれはうまくいってはいないように思います。
そして、一方、初めのうちは、駄作を多数が誉めていることに対しての異論というスタンスだったのが、最近は
> 視聴率が高くなればなるほど、
> その番組を疑う必要がある、と。。。 (「さらに多くの意見を聞かせてください!」01/09)
と、多数が誉めていること自体を問題視するような視点に微妙に変化しています。これは、有り体に言って飯庵さんの方が息切れしてきていることの徴候と思います。
6.仕切直しを提案
作品の内容そのものを題材にして議論すべきときに来ているように思います。
飯庵さんが息切れを自覚されておられるかどうかは別にしても、最近のKKKさんとの議論を読んでいると、もう、作品の内容とは直接関係せずに、というスタンスは限界に来ていると思わざるを得ません。
1〜5におけるわたしの見解、飯庵さんにとって決して快いものでは無かったことでしょう。が、そうしたわたしの"言いがかり"は、飯庵さんが、本作に言及して論じることで(多分全て)無効になってしまうのです。そのときが来ましたら、わたしは己の不明を恥じ、本稿を撤回して謝罪申し上げましょう。
長い返信になりましたが、そういうわけですので、改めての再返信よりは、議論板での論考を望むのですが、もちろん返信を拒否するものではありません。なお、無視も返信の内ですし、「ノーコメント」という回答も返信の内ですが、両者の意味は違うことは承知しております。ただし、「未見の方との議論は遠慮させていただきます」といった類の返信は「遁走」と理解いたします。
次のわたしのレスは、飯庵さんへの謝罪であれば、それは(少なくとも)わたしにとっては喜ばしい結末の筈です。 -
参考にならないかもしれませんが
2003/01/12 by
サラダパック
下記のサイトのコメント(全281)も参考にしてみてはいかがでしょうか。
<リンクURL> -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2003/09/23 by
ken
自分も思いました。なんでこの映画がこんなに
評価が高いのか?って。
はっきりいってつまんない。
やっぱ映画は人それぞれなんですね。 -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2004/02/21 by
えび
>飯庵さん
結構な批評ですが、これだけは忘れないで下さい。
この映画が本当に好きだっていうひともいるんですよ。
あなたがどう思おうが、この映画が本当に好きだっていう人もいるんですよ。 -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2004/02/22 by
さちこ
世の中には本当に理屈っぽい人がいるものなんですね。こんな視点で物を見ていたら人生つまらないのでは?議論のための議論を挑んでくるような人は友達が少ないのではないかな?他人の心にあたたかい思い出を残せるような人間になったらいかがでしょうか。
この映画について、晩年のトトがキスシーンを見る時の穏やかな表情だけでも、涙を誘われました。とてもいい顔をしていましたね。あの一瞬の表情が、これまでの数時間を思い出させてくれたように思いました。 -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2004/06/01 by
飯庵の母です
みなさま、大変ご迷惑をおかけしました
飯庵に変わって謝罪させていただきます
うちの子は自閉症で精神に障害を持っているので、人間としてまっとうな考え方ができないのです
以後、頭のおかしな人間のやることだと思って無視してくださいまし -
このスレッド短くまとめると・・・・・・
2004/06/01 by
半蔵
>どうやら僕は嫌われるタイプのようですが(笑)、
本当に映画を愛し、楽しみ、自分自身の人格形成に映画が極めて強い影響を及ぼしてきたことは事実です。
↑これが全てだ。 -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2004/06/10 by
タランチュラって何年の作品?
しっかし、ひとつの作品を絶賛する人も批判する人もいてもおかしくないし、どんな作品にもある、良い点や悪い点を出し合って作品を考えたり語ったりすることこそが自然かと思いますが、いくら自分が好きな作品を批判されたからつて、相手の人格まで傷つけるような文章を載せるのはどうかと想います。少なくとも、そんな人とこの映画について語り合いたくないし、出来れば語ってほしくないですね。
-
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2004/07/12 by
hans
1972年のイタリア映画です。
バーバラ・ブーシェなど欧州のそうそうたる女優が演技を競ってましたね。そういえばバーバラ・バック出てたね。まだ若くってかわいかった。 -
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2008/02/08 by
bani
人の好きなものは無条件に嫌いになるというタイプの典型ですね…
-
Re: この作品を厳しく評価して欲しい!
2008/06/02 by
ミ⇒ジュ☆
つまらないと思うのは自分が無知だから。
どんな作品でもいい所が一つはあって、
それを見つけられないのは、己の幼さにある。
誰かの言葉です。
多分これに反論しかできないようなら、
あんたはそうなんじゃねぇか?
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