つぐない (2007)
»レビュー
憧れと憎しみの代償
2008/06/07
by
サトちゃん
見終わってジーンと心に残る映画だ。重大な場面は、見るものの立場(ヴァンテージポイント)の違いによってどう見えるかをはっきりさせるため、時間をさかのぼってくり返す手法が効果的にもちいられ、少女の「屈折した感情」や「悔恨」が見るものの心に染みこんでくる。
この現実の世界ではかなわなかったことを、「物語」を書くということによって果たされ、過ぎ去ることのない永遠の確かさを獲得する。この逆説は私たちの心を打つ。
それにしてもラストのシーンは印象的で忘れがたい。
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