つぐない (2007)
»レビュー
堂々たる作品です
2008/06/14
by
バグース
金持ちの姉妹と使用人の息子。彼に降りかかった無実の罪による過酷な運命。ちょっと「嵐が丘」を思わせる様な雰囲気で始まる重厚な展開は、文芸大河小説を読みふける感じで、イギリスらしい堂々たる作品でした。
美しい映像・巧妙な脚本・効果的なクラッシク音楽と三拍子揃っており、十分ストーリーに入り込めます。後半少々先を急ぎ過ぎた感じがして残念で、あと20分ほど長くして充実させればの思いがしました。
演技陣では特に次女ブライオニーを演じたシアーシャ・ローナン(13才の方)が目立ち過ぎるくらいの好演で思春期の少女の危うさを良く出していた。
マイナス点は、(これは製作者の罪ではありませんが)邦題の「つぐない」が原題の「贖罪」とニュアンスが異なるのが非常に気になったのと二重構造的な結末が感動を少々削いでしまった事にあります。
それにしても、少女でも女の嫉妬は怖いものです。
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