ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (2007)
»レビュー
21世紀の古典になりうる作品
2008/05/17
by
vivie
現代につながる骨太のテーマ、デモーニッシュな主人公、そして神話的なストーリーと、PTAの五年ぶりの新作は21世紀の古典を目指したかのような意欲作。アメリカの荒野を捉えた撮影やキャストの演技も素晴らしく、ほぼその意図通りの作品になっていると思いますが、好きかと尋ねられると、答えに窮します。わたくし的には、主人公の「家族を作ろうとして果たせなかった男」という側面を、もう少し強調してほしかったと思います。
とはいえ、見応えたっぷりの作品、充分に堪能いたしました。ダニエル・デイ=ルイスとポール・ダノ、ふたりの演技が絶妙でした。ポール・ダノ、どこかで見た顔だと思っていたら、『リトル・ミス・サンシャイン』の兄役だったんですね。あの作品、世評に反して、私は期待はずれだったのですが、あのお兄ちゃんはとても印象に残っています。眼技が冴える子役さんも素晴らしかったですね。
音楽も好評のようですが、まるで前衛音楽のようなあの音楽、私はちょっと違和感ありでした。他の方も言及されていますが、エンドロールに流れる曲とエンドクレジットの色(渋い緑地にクリーム色の文字)や字体は、私もとても好きでした。
このレビューに対する評価はまだありません。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.








