ラスト、コーション (2007)
»レビュー
やりきれない気持ち
2008/02/07
by
SA
過激な性描写ばかりが話題になりますが、サスペンス物としても、ひとりの女性の生きざまを描いたドラマとしても、充分楽しめました。
ともかく主演のふたりがイイ。
タン・ウェイは瑞々しい美しさだけでなく、その表情の中に、複雑に揺れ動く悲しい女性の心理をうまく表現していました。
対するトニー・レオンも、物静かながら迫力のある演技で抜群の存在感。
で、話題の官能シーンですが、さほどいやらしさは感じませんでした。
チアチーの心情を思うと当然そんな気にはなれませんし、イーにしてもあんなサディスティックな形でしか愛を表現できないという男の寂しさ。
そんな「孤独なふたりの悲しいコミュニケーション」のように思えて、やりきれない気持ちでした。
(むしろ、そんな悲しいシーンに不自然な”ボカシ”を入れる、という感覚の方がいやらしいように思えて、腹立たしい気が・・・)
最後の瞬間、ふたりはお互いのことをどう思ったんだろう?
2008.2.6 TOHOシネマズなんばにて
3人がこのレビューに共感したと評価しています。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2008 USEN GROUP All Rights Reserved.









