害虫 (2002)
»レビュー
傑作。
2006/02/27
by
ekoeko
DVDで。
ややっ!
塩田明彦監督って、こんなすごい映画つくってたんだ。
私は昨年(だったかな)の『カナリア』しか知らなくて、
すごくいい映画なんだけど傑出するところまではいかない、
という感じだったんですが、
この『害虫』を観てひっくり返りました。
ほんとはすごい監督さんなんですね。
私が、いつもの怠慢を発揮して、知らなかっただけで。
とにかくショットがスバ抜けています。
最初のいくつかの場面だけで戦慄させられてしまいました。
だけど、なんかあるのかな。
というのは、
黒沢清監督、青山真治監督、そして塩田監督のこの作品、
と、画面のつくり方というところで、
なにものだか共通するものが明らかにあります。
なにか時代性にかかわるものなのかもしれません。
何も知らないで、
青山監督の『ユリイカ』のどこかの場面と
塩田監督の『害虫』のどこかの場面を見せられたら、
同じ監督さんの作品だと思ってしまうにちがいありません。
精密に見ればちがいはあるのでしょうが。
欠点は、
塩田監督はマジメすぎる、というところかな。
黒沢監督はフザケすぎてるかもしれないですが、
もう少しはぐらかすところがあったほうがよかったのでは。
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