モンゴル (2007)
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チンギス・ハーンの謎
2008/04/27
by
taru
後にモンゴル帝国を築くチンギス・ハーンの前半生を、雄大なモンゴルの地で再現している映画ですが、主人公のチンギス・ハーンを日本人の浅野忠信が演じているのが何といってもおもしろい映画です。先日、大相撲の白鵬がこの映画を観て、浅野忠信のモンゴル語が完璧だと絶賛していましたが、こういう日本人俳優が出てくるのはうれしいものです。
さて、この映画を観てからチンギス・ハーンのことも少し調べてみたりしたのですが、正直言ってこれまでは大した関心も持ってはいませんでした。映画の大まかなあらすじは大体史実とされている事柄を踏まえているようなんですが、映画を観て不思議に思ったのは、あのような悲惨な生い立ちを経た人間が、どうしてチンギス・ハーンと呼ばれる人間にまでなることができたのかということでした。
ああいう悲惨な少年時代を経た人間というのは、たいていはひねくれてこそ泥になったりして野垂れ死にするのがオチだと思うのですが、それがどうして人を束ねてゆけるだけの人間的な器を持つことができたのか。そのあたりの内面的な成長というものがほとんど描かれていなかったのが残念でした。
あるいは、ああいう悲惨な生い立ちだからこそ、徹底して侵略的な大帝国を作り上げることができたのか?たぶんそのあたりのことは、歴史的にも謎となっている事柄なのでしょうね。
遊牧民族の不思議な家族観も謎でしたが、ともかく一度観てみる価値はある映画だったと思います。
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