アメリカを売った男 (2007)
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リアル感の勝利
2008/04/07
by
レクター博士
佳作である。静かな描写とリアリティがヒタヒタと緊張感を増して迫ってくる。クリス・クーパーの存在感がこの映画を支えきった。
ハンセン(クリス)が提案していたFBI本部(?)の新しいコンピューター・システムにリナックスのRed Hatが出てくる。私はMacもWindowsも使い、リナックス使いではないがRed Hatのインストール用ディスクも持っている、何故か...。
それからハンセンのPDAはPalmで、一時期、IBMのOEM機も出ており、かつて私もこれを使っていた。今は無いオレンジ色のNTT公衆電話で、テレフォンカードではなく専用ICカードを使い、赤外線ポート通信でPDAからPCのEメールを送受信出来て、外出中のチェック用に使っていたので、私にはものすごくリアルな描写だった。ハンセンは何のデータを入れていたのだろうか。
FBI本部の建物は、かつてのTV番組「FBI」(主演エフレム・ジンバリスト・Jr)と同じで、今でも現役なのだろうか。
上記の様々なディテイルが大変面白く、且つリアル感の点で説得力のある映画だった。今日、スパイ、エスピオナージュ、ポリティカル映画で観客の興味を引きにくい映画ではあるが、ハンセンの動機は結局、組織という体質や人間関係の軋轢、欲望、人生の意味など、多岐に渡るアクチュアルな問題を含んでいると思われる。
追う側も、追われる側も同様に・・・。
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