クローバーフィールド/HAKAISHA (2008)
»レビュー
この映像じゃなきゃダメ!
2008/04/07
by
酒飲み
このクローバーフィールドはストーリーにも、
作品としての映画にも必然性をもってハンド
カメラが使われてます。けっして奇をてらった
使い方じゃない。この映像じゃないと全てが
ダメなんです。なぜなら、あの街に居合わせた
人間が目に焼き付けた光景そのものだからです。
登場人物すべてにある種の愛着を感じるように
最初にしっかり彼らを描きをそこに居る人間の
視点で見ているので、後々に彼らが辿る運命の
シーンは胸を締め付けられますね。見ている
自分の視点が彼らと同じ目線になってました
から。ロブもベスもハッドもマリーナも、その
瞬間に至るまでにどこか心に残るセリフや表情
を自然にポロっと見せるので、彼らにふりかか
るその「瞬間」が本当に印象強い。
ハッドなんて最初は見ててイライラする馬鹿野郎
なんですよ。マリーナも正直いってあんまり印象
良い娘じゃない。ロブの勝手な行動もイライラ
するしベスなんか見捨てろよと思わず思っちゃう
所もね…全部最後は化けるんです。彼らに対する
気持ちが。お見事。
別に感動的なストーリーでもない。言い切って
しまえば尻切れトンボかもしれない。でも
「良い映画」ですよ。
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