王妃の紋章 (2006)
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あっけに取られるチャン・イーモウの怪作
2008/04/22
by
ちょし
目に痛いくらいの極彩色、主演二人の濃過ぎるくらいの演技、唐突かつ必然性のない派手なアクション、そして寄せてあげる胸のオンパレードと金と銀の甲冑のせめぎ合い。全てに目を見張った。
評価以前に、これは劇場で観るべき映画。お金を払って損をしたとは思わない。
はっきり言ってストーリーはオリジナルが戯曲であるから舞台向き。本来ならセリフの妙や演技の駆け引きが見所なのではないだろうか。(確かにユンファもコン・リーも素晴らしい演技だったが、何だかゴテゴテの装飾でそれが薄まってしまったような気さえするのだなあ。)
それをここまで絢爛豪華に映像化したのはチャン・イーモウ、資金力に物言わせて力を見せ付けたかったのか、はたまた北京オリンピック前の打ち上げ花火か。
深読みすれば、母国に対する彼の複雑な愛憎の現われとも言えるのか。
いや、多分、「やっぱりコン・リーはオレが一番美しく撮るのさ」と言いたかったのに違いない、と思う。
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