僕の彼女はサイボーグ (2008)
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サイボーグの力と地球の力
2008/05/31
by
リジュ
全体的に少し物足りなさを感じる映画だった。ストーリにもっと深さや複雑性があっても良かったと思う。しかし、見終わった後は楽しい気持ちになれた。デートムービーには最適な映画ではないだろうか。
ストーリーを簡単に説明してしまえば、あまりさえない男のジローの生活と、彼を守るために未来からやってきた「彼女」の活躍を中心に描いた、何となく不思議で可笑しく、せつなくもある物語だ。
サイボーグの「彼女」演じる綾瀬はるかさんがとても面白くて可愛らしかった。サイボーグではあるのだが、見ているうちにどうしても「彼女」としてしか見えなくなるのだ。そのあたりが巧いなと思った。今年の10月公開予定の『ICHI』でも綾瀬はるかさんが主演であるから、その演技の方も注目していきたい。
とにかく「彼女」の活躍が凄まじかった。学校に立てこもった犯人を懲らしめたり、レストランに入った強盗を燃やしてしまったり、大地震の時にはジローを必死に守ったり・・・。さすがサイボーグのことだけはある。でも、地震の脅威、つまり地球の力にはサイボーグである「彼女」でさえも勝てなかったのだ。
その大地震のシ−ンではすごく複雑な思いがした。というのも、この映画を観たときちょうど中国での大地震のニュースが盛んに報道されていたからだ。本当にこのニュースには胸を痛めつけられた。何かをしたいが何もできない自分の無力さを強く実感してしまった。地震が起こるのは地球が生きている証拠ではあると思うのだが、やはりその力は凄まじい。地球に人間が住んでいる以上は、いつでも誰もが覚悟するべき恐怖なのだと思う。
いつの日か「彼女」みたいに物凄く強いサイボーグが開発される時が来るかもしれない。そういう未来を想像すると、何だか楽しくなってくるし、夢があると思う。でも、「僕の彼女はサイボーグ」を観て強く思ったことがある。たとえ強いサイボーグが作られようとも、その力を借りてしか解決できない事件が多発する、そんな世の中にだけはなって欲しくはない。いや、そのような世の中にしてはいけない。それが地球に住む我々人間の、生物としての使命の一つではないのだろうか。
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