相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン (2008)
»レビュー
大失敗だあ
2008/05/02
by
無責任な傍観者
キャラは特徴良く捉えていて相棒ワールドが展開されます。
映画らしくゲストキャラもニヤリとさせるモノだし。
作品として主張したいこともとてもよく分かる。
でもさ、このシリーズって、基本はトリックと二枚腰三枚腰のスリリングな展開でしょ。
太陽にほえろやはぐれ刑事みたいに人情ドラマは中心にはなりえないよ。
事件の構想をキチンと練った上で情実に絡めていくなら分かるけど、この作品は本末転倒。
犯人の目的と殺人が噛み合っていない。何故殺されるか分からない人や、何故殺されないか分からない人がいて、事件として犯人の動機に一貫性がない。そのため事件自体がピンぼけの間延びしたモノになり、犯人の主張に説得力が無く共感できない。
で、説得力がないからどんでん返しや最後の落としどころを見てもカタルシスを全く感じない。
キャラと主張だけが前面に出てきてストーリー構想がお粗末そのもの。
別にTVシリーズの映画化に劇場版水準は求めてないし、TVシリーズレベルを大画面で見るだけで十分なんだけど、意識しすぎでTVシリーズの水準にも達してない。
戸田山雅司は昔、「正義は勝つ」や「それが答えだ」等のストーリー構成のしっかりしたドラマを作っていた人だったので期待したんだけど、ガッカリ。
点数としてはキャラ描写の良さに大まけで20点あげれば良いぐらい。だけど、このシリーズ好きだから完成度の低さを度外視して60点差し上げます。
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