ミスト (2007)
»レビュー
賛否両論
2008/06/01
by
たんたんたぬき
かなり高い評価を付ける方が多いので、何としても見ておかねばと思っていました。
本当の恐怖は、異形の怪物の他にあったというのは、ご覧になった方ほとんど共通の感想だと思いますが、迫り来る未知の恐怖に対して、“愚かしい人間の行いに対する、神の怒りの結果”という理屈の組み立ては、唯一絶対神的価値観によるので、無宗教者の多い私たち日本人には理解しがたい部分ではあります。 確かに、こういうタイプのイカれた人物はアメリカ映画にしばしば登場します。 そして、本人が劇中「私は常に周囲から蔑まれていた・・」というような意味の言葉を吐くことからもわかるように、他の作品なら一風変わったカルトおばちゃんというポジションで、取るに足らないキャラとして扱われると思いますが、本作品では逆襲している感ですね。それにしても、鬼気迫る演技で、とても怖かった・・・。感化されるフツーの人々も・・。 あるいは狂信的指導者によるファシズムが生まれる状況とはこんな感じなのかもと想像してしまいます。
2段オチともいえるエンディングには確かに賛否両論渦巻くのも頷けます。この事態をどうやって収拾するのかとハラハラしていましたが、最もいやな予感が当たってしまった格好でした。
THXが効果的に効いていて、BGもかなり良く、一部のCGを除き、全体としてとても良くできた作品と思いましたが、もう一度見るかと聞かれると答えはノーです。
3人がこのレビューに共感したと評価しています。
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Re: 賛否両論
2008/06/14 by
lp
たんたんたぬきさん、こんにちは。この度お気に入り登録していただいたlpと申します。
> 本当の恐怖は、異形の怪物の他にあったというのは、ご覧になった方ほとんど共通の感想だと思いますが、迫り来る未知の恐怖に対して、“愚かしい人間の行いに対する、神の怒りの結果”という理屈の組み立ては、唯一絶対神的価値観によるので、無宗教者の多い私たち日本人には理解しがたい部分ではあります。 確かに、こういうタイプのイカれた人物はアメリカ映画にしばしば登場します。 そして、本人が劇中「私は常に周囲から蔑まれていた・・」というような意味の言葉を吐くことからもわかるように、他の作品なら一風変わったカルトおばちゃんというポジションで、取るに足らないキャラとして扱われると思いますが、本作品では逆襲している感ですね。それにしても、鬼気迫る演技で、とても怖かった・・・。感化されるフツーの人々も・・。 あるいは狂信的指導者によるファシズムが生まれる状況とはこんな感じなのかもと想像してしまいます。
同感です。こういった極限状況は私は経験したことはありませんが、そんな状況下では人の精神とは、これほどにも揺れ動くものなのかもしれないって思いました。マーシャ・ゲイ・ハーデンの演技も素晴らしかったですね。
> 2段オチともいえるエンディングには確かに賛否両論渦巻くのも頷けます。この事態をどうやって収拾するのかとハラハラしていましたが、最もいやな予感が当たってしまった格好でした。
この感覚分かります。エンディングに近づくにつれてまさかって感じはしていましたが、そのまさかの的中には予想していたにも関わらず驚いたのを鑑賞後一ヶ月経った今でも覚えております。
これからもよろしくお願いいたします。 -
Re: 賛否両論
2008/06/15 by
たんたんたぬき
lpさんはじめまして。
私の拙いレビューにコメントお寄せいただきありがとうございました。
この「ミスト」をはじめ、lpさんの鑑賞履歴を拝見すると、好みが近いのかなと思い、お気に入りにさせていただきました。
新参ですが、これからもよろしくお願いいたします。
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