ひぐらしのなく頃に (2007)
»レビュー
予想通り微妙
2008/05/21
by
dante
同名の同人ゲームが原作の映画化作品。
今なお根強い人気を誇るゲーム/アニメ/漫画/小説という事もあり実写化を聞いた時はかなり不安を覚えた。
ストーリーは原作でも一番最初の話となる「鬼隠し編」がベースとなっている。
長閑な雰囲気の田舎を映像で観ると「ホントに実写化されたんだなぁ」という気持ちになる。
キャストは新進気鋭の若手という事もあってか知名度のある人は少ない。
二次元の作品のキャラクターを実写で演じる事自体大変なので、あまり非難すると可哀想だが主人公はひどかった。キャラクターのイメージもそうだが、なにより演技力が。
女性4人組も原作と比べてしまうとどうしても違和感を覚える。それでも頑張って男勝りな口調で魅音役を演じる飛鳥凛や原作程大きくない鉈を振り回して頑張る松山愛理は健気。
特に飛鳥凛は好きなホラー映画に『ゴーストシップ』を挙げていたのでそれだけで贔屓してしまう。
元々が特殊な役柄である梨花役のあいかが一番イメージとの差が大変だったかもしれない。それでも小柄さも相まって保護欲を誘因する演技をしていた。しかしこれで飛鳥凛と同い年とは。
セリフこそ少なかったが沙都子役の小野恵令奈は個人的にかなりハマっていたと思う。AKB48のメンバーらしいが少しはマシな子がいるのか。
しかしレナ以外は原作のような口調では喋らなかった。実際あんな喋り方をしたら“痛い”のだが、ほとんどは原作を知ってるわけだから(原作を知らない人は見ようとしないレベルの作品かもしれない)、そこらへんは思いきって再現してくれても良かったのに。
とはいえ、レナの「〜かな?かな?」も終盤数えるほどしか使われてなかったが。
脇役は原作のイメージよりも演技力を優先したキャスティングぽかった。しかし、個人的には鷹野役はりょうが良かったなと思った。
三輪ひとみが久しぶりにスクリーンで観れたのは嬉しかった。
原作での名シーンもきちんと・・・いや“一応”再現されている。もちろんレナの『嘘だッ!!』のシーンも。
ガッカリだったが。
自分は熱心な原作ファンではないが、ファンであればあるほどこの映画のマイナス評価は多いかもしれない。しかし、原作は原作、映画は映画と割り切って観るのが礼儀と言えば礼儀。
だが、その作法に従いこれを単体の作品として捉えた場合、原作ファンにも映画ファンにもオススメできない中途半端な駄作となってしまっていた。
噂通り、エンドロールの後で続編製作決定の予告が流れるが、次回で全ての謎が明らかになるらしい。ダラダラとシリーズ化されても困るが、かといって二部作で処理できるほど薄っぺらい内容でない雛見沢のストーリー。
果たしてどうするのか。
大石圭の『1303号室』の映画化もそうだったが、及川監督の作品にはやはり過剰な期待はできない。
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