マンデラの名もなき看守 (2007)
»レビュー
心に響く
2008/05/24
by
無責任な傍観者
身分は低いが勤勉で向上心の高い看守がマンデラと出会ってからの半生を描く作品。
最初、原題の「GOODBYE BAFANA」の文字が現れた時は???でしたが、これが物語を通してスパイスとなり、粋なタイトルだなあと感心しました。
その時代に南アフリカにいた訳ではないので現実は知りませんが、その頃の雰囲気がすぐ傍にあるかの如く分かりました。
南アって白人天国黒人地獄だと思ってたけど、白人にも地獄だったんですね。
ストーリーがしっかりしており、登場人物のキャラ描写も完璧。それぞれの立場の主張もわかりやすく且つリーズナブル。
悲劇や嬉しい出来事も、決して誇張することなく全て「一つの出来事」として淡々と描写していますが、最後は涙が止まりませんでした。
たぶん、台詞を借りた「理屈」ではなく、「物語全体」が戦争や復讐の愚かさ、人間の尊厳、自由の貴重さを私の心に直接訴えたから、理由が分からない涙が出てきたんだと思います。
このような社会派の作品で、頭ではなく心に響く作品というのはなかなか無い。素晴らしいことだと思います。
点数は当然100点
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