海辺の家 (2001) »レビュー

生きる

80点 2005/03/19 by 椎茸

癌で死を悟った駄目親父が最後に家を作る事を決意し、その波紋が周りに変化をもたらしていく‥、どっかで聞いたような見たような内容かと思ったらまさに黒澤映画の「生きる」ではございませんか!
胃癌で余命幾許も無い事実を知った主役の生きる屍である役人(あだ名ミイラ)が公園を余生の間に作るという話‥何かそっくりです。
ただし「海辺の家」は設定こそ「生きる」と共通でも描き方に関してはまるっきり違う形で描かれていました。
映画「生きる」も親子の関係に焦点を当てているものの、全体として個人の生き様や生きるとはどういう事か?って事が重要なテーマであったのに対して、「海辺の家」では主役の行動によって家族みんなが変わっていく家族愛中心の映画だったと思います。
そういう意味では「生きる」に比べて主役が孤軍奮闘している印象が無い分、「海辺の家」は少し生温い印象ではあったんですが、それでも十分見応えのある心温まる映画でした。
また欧米文化特有のフランクな人間関係も見れて楽しかったです。

 

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