秋深き (2008)
»レビュー
脱帽
2008/11/15
by
kusukusu
織田作之助原作、西岡琢也脚本、池田敏春監督。
んん、ひさしぶりのロマンポルノ風味か?と思って、軽い気持ちで見始めたのがいけない。ロマンポルノ風味かと思ったこちらの期待をスルリとかわすかのように官能的なシーンはあっさりと描写され、今どき、随分、ベタなラブストーリーだなあ・・と面喰らって見ていたらー。いったい、いつの間に、どこからこのストーリーはとんでもない方向に走り出していたのか? 気付くと、あれよあれよととんでもないストーリーになっていたのだ・・。で、さらにはラスト寸前、なるほど、こういう風に物語が完結するわけか、よくこんな奇抜な話を考え付いたものだなあーと感心していたら、そのさらに上を行き、それさえスルリとかわす見事さ。原作は未読なので、このストーリーのどこまでがオダサクが考えたもので、どこから西岡、池田コンビが考えたのかは知らないけど、とにかく見事なまでのプロの技あり。
で、官能的なシーンはほとんどないのにもかかわらず、最終的な味わいはどういうわけか、ロマンポルノ風味だったりもする。オダサクの世界をこんな形で現代によみがえらせるとは。脱帽。
このレビューに対する評価はまだありません。
※ユーザー登録すると、レビューを評価できるようになります。
返信を投稿
Copyright©2009 USEN GROUP All Rights Reserved.






