ウエスト・サイド物語 (1961)
»レビュー
男達の最高にクールなダンス!
2008/04/27
by
星空のマリオネット
先ず、マンハッタン島を空撮で捉えた冒頭のシーンには仰天させられます。
そして、街の悪童たちがバスケットボールコートから通りに繰り出し、路地を駆け巡るところが、最高にクール! 男達の歯切れの良いダンスに見とれてしまいます。
しかし、その後の展開には特に惹かれるところはありませんでした。ワクワクさせられた前衛的な冒頭部分から、何か普通の映画に戻ってしまったような・・・
主役の二人に、ゼフィレッリ監督の「ロミオとジュリエット」の二人(レナード・ホワイティング、オリビア・ハッシー)のような魅力を感じることができなかったのも、ちょっと残念。
ただ、そうは言っても、オペラ的な悲劇のラストシーンはお見事。ナタリー・ウッドの熱演も光っていました。
リアルタイムで観ていたら、もっと大きな驚きがあったに違いない映画だと思いました。
PS
オープニングの前からエンドクレジットに至るまで、じっくり音楽を聴かせてくれるミュージカル映画です。お馴染みのナンバーはもちろん良いですし、ニューヨークフィルの指揮者でもあった作曲家バーンスタインのオーケストレーションを、十分に愉しませてくれるのも、嬉しいところです。
映画後半の決闘に向かうシーンでは、立場・思いの異なる登場人部たちに、別々の主題を同時に歌わせることでドラマの緊張感を高めていくところ等、オペラのような凝った音楽演出になっています。
2人がこのレビューに共感したと評価しています。
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私にとって別格の映画です
2008/04/28 by
クラリス2号
星空のマリオネットさま
この映画を取り上げてくださって、ありがとうございます。
私は気に入った映画は何回も観てしまうのですが、この映画はその中でも群を抜いて繰り返し観ました。きっかけは私の母が大好きで、レコードのLP版を聞いてたことに始まります。
ソウル・バスのオープニングとマンハッタンの摩天楼、あの群舞、バースタインの音楽、強力な脇役陣。中でも紫の男(ひと)ジョージ・チャッキリス、「クール」のタッカー・スミス、それから・・あ〜止まりません。
初めて観る方には、少しかったるいかもしれませんが、全体が完成された様式美のように思われ、これが1961年作とは驚きです。
>リアルタイムで観ていたら、もっと大きな驚きがあったに違いない映画だと思いました。
全く、同感です。
アメリカという国の圧倒的なエネルギーは衝撃だったと想像します。
そして、みんな足が速いことったら・・(そこかい!) -
「クール」のタッカー・スミス
2008/04/28 by
牧坂満
「星空のマリオネット」さん、「クラリス2号」さん、こんにちは。私がこの映画を観たのはリバイバル公開された映画館でした。当時は大学受験を控えていましたが、ミュージカルを語るならば絶対不可欠の映画と認識していたので、義務感のような心理状態で鑑賞しました。友人たちは他のアクション映画を主張してたった一人での鑑賞です。しかし、観終わってからの感動をこの映画を観なかった同級生たちに伝えるために悪戦苦闘した思い出があります。
同級生の女生徒たちからは、ジョージ・チャキリスは知っているが、チャキリスよりかっこよくて、長身の男優は誰!?と質問の嵐でしたが、映画情報誌で仕入れていたので、教えてあげると感謝感激された思い出もある名画です。 -
Re: 男達の最高にクールなダンス!
2008/04/29 by
星空のマリオネット
「ウエストサイド物語」は映画史にも残るミュージカルで、大ファンの方も沢山いらっしゃいますよね。クラリスさんがそうでしたか!
それに対して、私のレビューは思い入れに欠ける中途半端な説明文になってしまっていて、正直申し訳ないです。
牧坂さんは大学受験を控えたタイミングでご覧になったんですね。私は「がんばれ!ベアーズ」などを観て気分転換していましたが、残念ながら、「テイタム・オニールが可愛いね」なんて女性と語らったことはなかっです。
さて、私はこの映画をちゃんと観たのは、恥ずかしながら今回が初めてでした。
以前はミュージカルがなんとなく苦手だったこともあり、学生時代にも観ていなかったのです。テレビの洋画劇場か何かで部分的にながら見したことがある程度です。
「オズの魔法使い」「サウンド・オブ・ミュージック」「ムーラン・ルージュ」などは、それぞれ全く違った魅力があって大変好きな映画ですが、ミュージカルが好きかと問われれば、今でも素直にハイ!とは応えにくい。
私の場合、ミュージカル映画の楽しさを芯からは体感できていないんだと思います。
しかし、クラリスさんおっしゃる、この作品は「全体が完成された様式美」になっているというのは、確かにその通りかもしれませんね。それに、紫のシャツのジョージ・チャキリスは、やはり格好良かった!
PS
私はダンスショーが好きです!
お酒を飲みながら、劇場空間で(自分にとって)おなじみの個性的なプロダンサーたちが描くユニークで愉しい群舞?や美しいソロダンスに見とれる時間。緊張と寛ぎの貴重な時間です。
(中途半端に上手い歌は、余り聴きたくない方です。) -
はしゃいでしまいました。
2008/04/29 by
クラリス2号
星空のマリオネットさん
レスをありがとうございます。
この映画を取り上げてくださっただけで嬉しくてつい甘えて書いてしまいました。ご覧になって困られたことと思います。申し訳ありませんでした。
感覚優先の私には、星空のクラリネットさんのレビューは大変参考になります。そして、クラシックに造詣が深い方だと拝察しております。ロック少女からそのまま大人になった私が、いずれ向かいたい場所へすでにおられるようです。これからも、教えていただければ幸いです。
また、レビューを楽しみにしています。よろしくお願いします。
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