フィアレス 恐怖の向こう側 (1993)
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臨死体験
2004/08/01
by
はるか
自分の乗る旅客機が落ちた瞬間を、「人生最高の瞬間」と語るマックス。その突発的な奇行とともに、観客は、トラウマによる後遺症と判断をする。
まったく事故の瞬間の映像はなく、マックスが、とうもろこし畑から、導かれるように現れてこの映画は始まるが、すべては事故の瞬間にあった謎解きが後半展開する。「白い光に導かれて、トンネルを抜けるような体験」と臨死体験者は語るが、それが、壊れた旅客機に重なる。また、事故時の彼の落ちつきが、最初に死を受け入れたことだったことも、明かされる。生き残った後の彼の混乱が、「生きていること」を実感するための、危険な行動であり、何かが起こる、起こらないという瀬戸際に見せる笑顔など、彼が「実感を見失いがちな生き方」に不安を感じている心理描写だろう。事故の後、苦しむ遺族に見せる彼の優しさは、とても包容力があって、「彼は天使だ」と言われるのに充分だ。
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