シコふんじゃった。 (1991)
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たのきんもシブガキも少年隊も四十男か〜!
2005/08/31
by
倉島穂高
周防正行監督のメジャー三部作『ファンシィダンス』『シコふんじゃった。』『Shall we ダンス?』はいずれも同工異曲。奇抜な素材を一癖も二癖もあるキャストに演じさせ、筋書きも似たようなもの(それで『ウォーターボーイズ』もてっきり周防作品と勘違いしてしまったワタシと元同僚たち……)。演技のつけ方も「自然体の演技なんかくそくらえ!」ってな感じであざといほど同じ技法にこだわっているように見受けられます。そういうわけで新鮮な驚きは一作ごとにガクッと減ってしまうのですが、私は真ん中のこの作品が一番いいと思います。
なんといってもモックンのキャラがあの作風にぴったりハマっていて申し分なし。どこかの男性コラムニストが「彼は何やってもクールだ。坊主になっても、まわしでシコふんでも、ヌードになっても、孫悟空になっても不思議とクールさを失わない」というようなことを書いていて、なるほどと思いました。日本の芸能界における彼の立ち位置って、ハリウッドのキアヌに似ているような気がします。きれいな顔したアイドル崩れかと思いきや、役作りへの意気込みがハンパではなく、変なキャラクターに妙にハマり、いつのまにやら堂々たるキャリアを築いて同世代アイドルたちとは一線を画している。そしてあまりプライバシーをさらけ出さない。どうでしょう?
モックン主演なのは前作も同じですが、さらに洗練されてよくなったと思います。竹中直人のケレン味も、この当時はまだあまり鼻についてなかったな。周防監督、新しい映画は作るんでしょうか? あくまでも同じ路線にこだわるのかな。それはもはや難しそうな気がする……
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