お熱いのがお好き (1959)
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傑作ドタバタ艶笑劇
2008/07/19
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夢寝由来
ビリー・ワイルダーにとっては最後の白黒スタンダード画面の映画で等身大の朋友ジャック・レモンとの記念すべき出会いでもある。
当時多くのハリウッド男優は女装を拒否したがレモンは嫌がる相棒トニー・カーティスを説得しワイルダーの期待に応えた。
カーティスも前年「ペティコート作戦」でコメディ進出に成功していたから絶頂期だった。
二人は一つ間違えたら観客にソッポ向かれ俳優生命を絶たれる役柄を演じぬいた。
それだけにマリリン・モンローの比重が軽くなってしまった感は否定できない。
真相は定かではないがモンローは白黒映画という事でやる気を失い、遅刻やセリフ忘れによる撮影中断を乱発したので怒ったワイルダーが出番を削ったという。
もしカラー映画だったら二人の女装メイクに吐き気を催し又禁酒法1920年代という空気も出なかっただろうから白黒映画で良かったと思う。
巻頭のギャングvs警官隊の追撃シーンはサイレンと時代伝統の追いかけっこでスピード感溢れ、ギャングのボスが貫禄のジョージ・ラフトで対峙する警部パット・オブライエンという序盤のやり取りが1930年代WBギャング映画を彷彿させて良い。
ジョー・E・ブラウンの老プレイボーイは「昼下がりの情事」のパロディか?!
締めるべき箇所はビシっと締め、状況不適応から生じる笑いは徹底的にというリズム感が本作の生命だ。
リメイク不可能な映画の一つ。
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