サウンド・オブ・ミュージック (1964) »レビュー

映画の思い出

90点 2008/05/03 by 星空のマリオネット

オーストリアの古都ザルツブルク、モーツアルト生誕の地、音楽の都が「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台だったんですね。

小学生の頃、学校の体育館で上映されたのを観たのが、この映画との出会い。
当時田舎の小学校の体育館で授業として年に一回上映会が催されていたのですが、「サウンド・オブ・ミュージック」を観たときの印象は強烈でした。
アルプスをのぞむ大草原、ジュリー・アンドリュースの歌声、オーストリア脱出時のハラハラドキドキ感(体育館で女子の叫び声が上がった!)・・・記憶に刻み込まれています。

さて、マリア(ジュリー・アンドリュース)登場に至る、天空から下界にアプローチしていく冒頭のシーンは神々しくさえあります。つい先日観た「ウエストサイド物語」と似ているなあと思ったら、両者ともロバート・ワイズ監督の作品なんですね。
映画ならではの壮大でダイナミックな映像と、ミュージカルを劇場の特等席で観るようなカットとが上手く組み合わされていて、嬉しくなってしまいます。

ジュリー・アンドリュースの幅のある歌声とハイトーンの見事さはもちろんですが、7人の子供たちの柔らかな歌声や可愛い歌声も良かったですし、何といっても父親であるトラップ大佐のちょっとハスキーで暖かい歌声が素晴らしかった。
どの曲も馴染みの名曲ばかりで甲乙つけがたいですし掛け合いも愉しい。特にマリアを巡る修道女たちの掛け合いがいいですね。
物語の展開に欠かすことのできない存在として、また登場人物の心情を現すうえで欠かすことのできない存在として、「歌」が自然に生きています。
それから、節目節目で挟まれるストイックな聖歌がこの上なく美しい。修道女たちが歌う天上の音楽!

ディズニー映画のようなテイストのこの映画。
子供から大人まで楽しめるエンターテイメント映画の名作だと思います。

 

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