荒野の決闘 (1946) »レビュー

吾が愛しのクレメンタイン

70点 2008/01/17 by 名画座の怪人

DVDのカバーを見てはじめて原題を知りました。
メロドラマかラブストーリーを思わせるお洒落な題名である。西部劇らしからぬところが却っていい感じ。「荒野の決闘」なんて月並みな邦題をつけた奴は誰〜!顔を見てやりたい。

テーマソングがどっかで聞いたメロディだと思ったら「雪山賛歌」じゃあ〜りませんか!
♪雪よ岩よ われ等が宿り
♪俺たちゃ 街には住めないからに

元々は金鉱工夫の娘の死を嘆いた曲らしく歌詞が全然ちがったりして。
♪Oh my darling, oh my darling,
♪oh my darling, Clementine.
♪You are lost and gone forever,
♪dreadful sorry, Clementine.

弟をクラントン一家に殺されたワイアット・アープの復讐劇!・・・なんだけど、なかなか復讐してくれません。(^^♪ のんびり保安官業務にいそしんでいたりして。クラントンとの対立を残したまま物語の流れはドク・ホリディという男を描きだす方向へ。

さらにクレメンタインの登場でドク-チワワ−クレメンタインの三角関係へ。そこにワイアットのクレメンタインを慕う気持ちが絡んでメロドラマ的な展開に。いいのかこんな事で? クレメンタインを巡るワイアットとドクの対立。あわや二人の決闘か?と思わせておいて事態は急転直下。チワワの口封じを企んだビリー・クラントンの登場でようやく本来の方向へ戻るのでありました。めでたし、めでたし。

その間、旅芸人を巡るエピソードや日曜日の礼拝(と称したダンスパーティ)の様子などを絡めその時代の西部の街の雰囲気を醸し出していきます。
単なる復讐劇にとどまらない人間ドラマ。

あの名高いOK牧場の決闘は1881年10月26日の早朝のことでした。

 

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